「若さゆえの過ち」だって上等! 気力も失せて冒険できなくなるオッサンになる前にやっておきたいカーライフ6選 (2/2ページ)

2シーターで車中泊に決死の120回ローン!?

日帰り弾丸ツアー

 仲間内の誰かが「仙台に行って美味しい牛タンが食べたい」と言い出したとします。片道400km。往復800km。日帰りで往復できない距離ではないけれど、お父さん世代なら迷わず1泊2日です。牛タンを食べつつお酒が飲めるし、宿泊先でぐっすり眠れます。夜の街にも出撃できます。

 日帰り弾丸ツアー自体が体力的に厳しい(おっくうな)だけでなく、家族持ちであれば自分だけ楽しんでくるなんてことは許されません。そこでいろいろな口実をつけて出掛けるわけです。なかには「(あえて使いますが)2号さん」と出掛ける困ったお父さんもいます。

2シーターで車中泊

 2シーターで車中泊……それが何を意味するか? ほぼリクライニングしないシートで寝ることを意味します。年齢を重ねると、起きたときに体が痛いし、そもそも眠れない(笑)。無理やり車中泊したとしても、しばらく疲れが取れません。お父さん世代にはとにかくラクがしたいのです。

決死の長期ローン

 60回はもはや序の口? 決死の120回ローンを組んで、年収の数倍もするような高額なクルマを手に入れられるのも、若さゆえ。120回ローンといえば10年です。手に入れたときは新車でも、ローンが終わることにはあちこちガタが出はじめます。いや、すでにガタが出ているかも。

 後々になって「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを」と笑い話になればいいですが、お父さん世代が120回ローンを組むにはかなり勇気がいります。もっと優先順位が高いものがたくさんあるお父さん世代も少なくありません。

まとめ:アクシデントやハプニングも後々いい思い出に

 やってみなければわからないし、実行して初めて分かることもたくさんあります。当然のごとく失敗もするし無駄遣いもします。しかし、お父さん世代になると失敗を恐れて二の足を踏むことが増えます。

 さらに、収入がUPするにつれて「時間や手間をお金で買う・解決する」機会が増えます。ちょっとした移動に高速道路を使ったり、家族用のクルマと趣味車を使い分けたり……。

 アクシデントやハプニングに対処しているときは大変ですが、後々いい思い出になる可能性が高いこともまた事実です。


松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

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