いまどきの軽自動車は登録車に劣らない!
続いては、軽自動車にもステアリングスイッチが登場して久しいですが、とくに使いやすいと感じるのは日産デイズ。日産が多くのモデルに搭載をすすめている先進安全運転支援システム「プロパイロット」が、軽自動車として初めて搭載されたのがデイズでしたが、その搭載グレードのステアリングを見ると、日産のほかのモデルと比べても遜色のないステアリングスイッチが揃っています。
右手の親指がいちばん自然に届き、押しやすい位置に配置されているのが、そのプロパイロットのスイッチ。ブルーのアイコンなのでパッと見ただけでも分かりやすく、メーター内の表示と連動して正確に作動したかどうかがひと目でわかるのも安心です。
そして、ほかのスイッチに関しても、小さなスペースにたくさんの機能を詰め込んであるにもかかわらず、中央の四角のまわりに台形を4つ合わせた形にしているので、どのスイッチも一辺が必ず大きくなっており、指で押しやすいと感じます。慣れてくると、目で確認しなくても指で触ってだいたいどのスイッチなのかがわかるようになってくるのも、凄いところですね。
最後はデザインにもこだわっている輸入車のなかで、使いやすさを兼ね備えていると感じるのが、DSオートモビルのDS4。DSのモデルたちはどれも、眺めたり座ったりしているだけでパリを旅する気分にさせてくれるような、デザインの完成度が高い内外装となっているのですが、それはスイッチひとつとっても同じです。
多様のピラミッドが連なっているように刻まれた精微な文様として、フランスが誇る高級時計や小食品に用いられている「クル・ド・パリ」は代表的なこだわりで、インパネのクロームパーツにあしらわれてラグジュアリー感を高めていますが、それに呼応するようにスイッチにも用いられていて、指先に今まで感じたことのない新鮮な感覚を伝えてくれます。
※画像は欧州仕様
ステアリングスイッチのそれはとても小さく細かいのですが、ブラックとのコンビネーションでステアリング全体を美しく見せながら、個々のスイッチの触感が変わることでどのスイッチなのかがわかりやすく、思わず何度も操作したくなってしまうような、クセになるステアリングスイッチとなっています。
ということで、たかがスイッチ、されどスイッチ。運転するたびに必ず触れる部分だけに、これが使いやすいかどうかというのも、ドライブが快適になるかどうかを左右しているかもしれませんね。