日本の古いバスが人々の足として活躍!
そのほか、今回は10代目トヨタ・コロナ(1992年~1996年)、8代目トヨタ・クラウン(1987年~1999年[ステーションワゴン含む])、2代目レクサスES(1991年~1996年)、4代目ダイハツ・ミラ(1994年~1998年)、5代目ホンダ・アコード(1993年~1997年)なども見かけることができた。
いずれも、趣味で乗り続けているというよりは、普通に使っているという様子であったが、目立ってボロボロになっているというようには見えなかった。タイの人はクルマを大切に乗る傾向が強いように見えた。過去には通りがかったお屋敷の門が少し開いていて、その隙間から新車のようなピカピカの3代目トヨタ・カローラ(1974年~1979年)が置いてあったのが見えた。コレクターレベルで乗っている人はさらにキレイに乗っているように思えた。
全般的にトヨタ車が旧車としても目立つのは、耐久性の高さもあるかもしれないが、やはりタイ国内でも販売トップブランドとなっていることも大きいように感じる。
「赤バス」と呼ばれる市内を走るエアコンなし路線バスでは、日野やいすゞ、三菱ふそうのシャシーベースの古い車両が走っている。歩道橋からその下を走る赤バスの運転席を見て、「懐かしいなあ」と喜んで見るのも筆者の楽しみのひとつである(筆者はバスオタクでもあるのだ)。