クルマがゲーセンで映画館で劇場ってスゴくないか!? 「車中」=「デートスポット」時代がすでに来てた (2/2ページ)

想像を超えるモビリティエンターテインメントの進化

 ライティングシステムは音楽の視覚化も担うとされています。音楽や動画、アプリのサウンドと連携し、ビートやテンポにシンクロした点滅やグラデーションといったアクションを展開。これならデートカーとしても大いに活躍が期待できそうです。

 さらに欲張るのなら、AIなんかのサポートでもってシチュエーションごとにアンビエントな演出でもしてくれたら最高です。夕暮れ時にシックなバラードや、深夜ひとりきりで走り続けるシーンなど、音楽とライティングのコラボレーションがあれば、よりドライブが充実し、クルマの運転そのものが色濃いエンタメとなるはずです。

 Eクラスだけでなく、車内エンタメの進化はグイグイ進んでいます。たとえば、パナソニックが提供するレコーダーリンク機能は、自宅のHDに録画した動画をアプリでもって車内のモニターに転送、視聴できるというもの。ライブ映像にも対応しているので、スポーツ中継など見逃したくない方にはもってこい。

 また、車内をファミリーのサードプレイスとして機能させるなら、ソニーの360 Reality Audioシステムがおすすめ! シートを含めた全方向からサウンドに包み込まれるような立体的な音場は、映画はもちろんゲームアプリなどでも活躍してくれます。加えて、新型Eクラスと同じく、車内幅いっぱいに広がるパノラミックスクリーンと組み合わせたら、ファミリードライブだけでなく日々の移動すらも上質なエンタメ時間に!

 そのほか、ヒョンデはICチップ大手のNVIDIAとのコラボによって、車内でクラウドを利用したゲームサービスを提供予定で、NVIDIAによると1000種以上の無料ゲームを用意しているとのこと。ソニー+ホンダのアフィーラにもプレステでおなじみのアンリアルエンジンで駆動するゲームを投入すると発表していますから、モビリティエンタテイメントは我々の想像をはるかに超えていくことでしょう。

 運転好きからすると「自動運転なんて、しゃらくせー!」みたいな気持ちになりがちかもしれませんが、エンタメを楽しむ空間&時間と思えば、また新鮮な喜びが得られるのではないでしょうか。


石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

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三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
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DJ(DJ Bassy名義で活動中)/バイク(コースデビューしてコケまくり)
好きな有名人
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