名前と見た目だけのモデルも多数存在! 雰囲気で悪路に突っ込むとやっちゃう可能性のある「SUVっぽい」クルマ4選 (2/2ページ)

名ばかりなのでオフロードに行く際は要注意!

 なんちゃってクロスオーバーSUVというテーマになると、必ずといっていいほどピックアップされるのがホンダ・フリードのSUVテイストグレード「クロスター」だろう。専用バンパーやグリルなどで標準車とは差別化されたルックスだが、最低地上高についてはFFで135mm、4WDで150mmと標準系グレードと同一スペックになっている。

 ちなみに、ホンダ・フィットのラインアップにも「クロスター」は用意されているが、こちらは大径タイヤの採用により、標準系の最低地上高135mmに対して、クロスターは160mmと余裕を増やしている(いずれもFFの数値)。

 話題の軽スーパーハイトワゴンのクロスオーバーSUV「三菱デリカミニ」の最低地上高は、FFこそ姉妹車のeKスペースと同じ155mmとなっているが、4WDは大径タイヤの採用により160mmと、わずかながら余裕を持たせている。

 一方、軽スーパーハイトワゴンのSUVテイストモデルの元祖ともいえるスズキ・スペーシアギアの最低地上高は駆動方式にかかわらず150mmで、これは標準車といえるスペーシアと同じスペック。外観のイメージはまったく異なるが、悪路走破性については基本的に標準車と変わらないと理解することができる。それでも、前述したクラウンクロスオーバーよりは5mmほど余裕があるのも、また事実だったりする。

 本気のSUV性能を持つクラウンを求めているユーザー層は、2024年に発売予定のクラウンエステートを待つというのも手だろう。ただし、クラウンエステートがハリアー並みの最低地上高(190~195mm)となっているという確証はないゆえ、あしからず……。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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