この記事をまとめると
■高級車ばかりが並ぶ車列に紛れても違和感のない安価なクルマを紹介
■多くの人が知らないスタイリッシュな輸入車というのが鍵
■1000万円クラスに見えなくもないモデル3台を挙げた
高級車の車列に並べる価格が不明なクルマを探してみた
この春、ご子息やご令嬢が見事名門セレブ小学校に入学された方もいらっしゃろうし、来年や再来年に、セレブ一貫校への合格を目論んでいる方も多いだろう。
セレブ一貫校への入学には、ご子息やご令嬢の知力が大いなるキーポイントとなるわけだが、それと同時に気をつけておかねばならないのが、あなたが所有する「クルマ」だ。
入学式や、その他さまざまな学校行事の際に自家用車にてセレブ一貫校へ赴く場合、当然ながら校門近くには、セレブリティたちのセレブなクルマが列をなすことになる。その列に、あえて車名を挙げるが「トヨタ ・ルーミー」などで加わってしまうと、なにかと具合が悪いからである。
こういうことを書くと、ほぼ必ず「人の目を気にしながら愛車を選ぶなんてバカですね、不幸な生き方ですね、このライターは●んだほうがいいですね」的なカーマニアからのヤフコメが付くわけだが、「……わかってねえな」としか言いようがない。
「他人からどう見られるかなどいっさい気にせず、とにかく己の価値基準にしたがってクルマを選ぶ!」というのはもちろんご立派な姿勢ではある。だが同時に、それは「一部のカーマニアだけが採用している偏った考え方」であることも、我々は知らなければならない。
クルマというのはいまの世の中、良くも悪くも「社会的な階層や趣味嗜好などを自ら表現すると同時に、社会からそれを測られるメジャー(ものさし)」でもあるのだ(「である」じゃなくて「でもある」ことに注意)。
であるならば、友人の結婚式にジャージ姿で参列するわけにはいかないのと同様に、セレブ校の車列に並ぶ際には、我が子のためにも「ハンドリング性能」や「パワーウェイトレシオ」だけではない部分にも気を使うべきなのである。
そしてセレブ一貫校の校門近くまでクルマで行く際は、できれば「新車時価格1000万円級のクルマ」でいきたいところだ。周囲には2000万円級、3000万円級のクルマもたくさんいるはずだが、まぁ1000万円級であれば普通に格好がつくので、そのぐらいで十分だろう。
だが問題は「そんなカネねえよ!」ということである。筆者を含めて普通に生きているカタギのド庶民が1000万円級の新車を購入するのは、正直けっこう難しい。
しかし心配はいらない。なぜならば、実際には1000万円もするクルマを買う必要はいっさなく、「1000万円級に見えるクルマ」を買えば、それでOKだからだ。いや、より正確には「……高いんだか安いんだかよくわからない!」というニュアンスの“謎車”を探し、テキトーな予算でそれを購入すれば十分なのである。