この記事をまとめると
■マクラーレンより新型モデル「750S」が登場
■ライバルモデルと比較して軽量化つハイパワーとなっている
■スパイダーとクーペモデルが設定されており日本でも受注がスタートしている
最新にして最強のマクラーレンが登場
マクラーレンといえば、F1での輝かしい成績はもちろん、かの有名なロン・デニスが立ち上げた歴史あるスーパーカーブランドのひとつ。また、1992年に登場したゴードン・マレーがデザインした伝説のスーパーカー「マクラーレンF1」の存在はあまりにも有名だ。
そんなマクラーレンは、いまでもレースの世界で得た知見を生かした、ハイパフォーマンスで革新的なスーパーカーを世に放っている。
今回紹介するのは、マクラーレンの誇る最新技術を詰め込んだハイパフォーマンスモデルである750Sという最新モデルだ。詳細を見ていこう。
まず、この750Sはマクラーレンの通常ラインアップモデルのなかでもっとも軽量かつ、もっともパワフルなモデルとして君臨しており、パワーウェイトレシオは同セグメント最高の587ps/t(クーペの最軽量乾燥重量で計算)で、同車のライバルモデルと比較して22馬力上まわるスペックを有している。
駆動方式はお約束の後輪駆動。エンジンはV8となり、最高出力750馬力、最大トルク800Nmというスペックを発揮する。7速トランスミッションを組みわせており、0-100km/h加速は2.8秒、0-200km/h加速は7.2秒(スパイダーは7.3秒)というマクラーレンの名を背負うに相応しい驚異的なスペックを実現している。サスペンションには、定評あるマクラーレンの油圧リンク式サスペンションの新世代となるPCC IIIが導入されている。
本気のユーザーへ向けて、サーキット志向のピレリP ZEROトロフェオRタイヤ、軽量チタン製ホイールボルトも、オプションで用意されている。
このハイパフォーマンスな車両をコントロールする上で欠かせないブレーキもしっかり煮詰められており、サーキット用ブレーキ・アップグレードも選択可能となっている。また、マクラーレン・セナのシステムから派生したセラミック製ディスクとモノブロックのキャリパーを採用することで、新ブースターとバキュームポンプを採用し、優れたコントロール性を実現しているとのこと。
先代モデルとなる720Sを徹底的に研究しており、30%のコンポーネントを一新しているのもトピックだ。また、720Sより重量を30kg削減していることによって、最軽量乾燥重量はわずか1277kgという驚異的な軽さを実現。この数値はライバルモデルより193kgも軽量だという。
オープンモデルのスパイダーも設定されており、こちらはハードトップモデルより49kgの重量増におさえられている点も注目だ。
エクステリアでは、フロントスプリッターを拡大し、アイソケット・インテークを細くしたほか、リヤホイールアーチのベントを刷新している。そのほかに、カーボンファイバー製アクティブリヤウィングを延長し、前後バンパーも変更と、新型を名乗るに相応しいほどガラリと様変わりしている。