この記事をまとめると
■今年のGWは出かける人が多いと予想される
■それに伴い危惧されるのが高速道路の渋滞
■渋滞予測や気をつけるべきことを解説する
上り線は5月5日(金)が渋滞のピークに
新型コロナウイルス感染症の規制緩和に伴い、例年以上にレジャーを楽しむ人が増えると予想される今年のゴールデンウィーク。それに伴って危惧されるのが高速道路の大渋滞だろう。
関東近郊では下り線が5月3日、上り線は5月5日が渋滞のピークになると予想されており、まずはこの日程を外して移動するのがオススメだ。
とくにゴールデンウィークの中日の5月1日、2日は一応平日となっているため、ここを有給などで休みにしている人はこの期間に目的地に向かうのがよさそうだ。
上り線は金曜日がピークとなっているのは、出先から早めに戻り、ゴールデンウィーク明けに向けて自宅でのんびりしたいと考える心理からで、あえて移動を土日にすることで比較的渋滞にハマることなく帰宅することができるハズだ。
また渋滞の原因のひとつとしてよく話題となるのが、上り坂やサグ部(下り坂から登り坂に変わるV字部分)での速度低下だ。
この部分で速度が低下すると後続車両がブレーキを踏み、その後ろの車両もブレーキを踏み、さらにその後ろの車両が……と連鎖的にブレーキが踏まれることで最終的には停止状態にまで陥って渋滞が発生するというもの。そのため高速道路の上り坂などには「ここから上り坂 速度低下注意」といった看板が設置されているほど。
同乗者との会話などに夢中になっていると、緩やかな速度低下に気づかない場合もあるが、なるべく一定の速度を保って走行するように心がけたいところ。最近の車両にはアダプティブクルーズコントロールが備わっている車両も多いので、速度コントロールに自信のない人は車両の機能に頼ってみるのもひとつの選択肢となるだろう(ただし過信は禁物)。
とはいえやはり多くの人が休みとなり、移動をするであろうゴールデンウィークは通常よりも交通量が増えるのは避けようがないところ。混雑する高速道路を避けて下道の裏道を走るというのも選択肢のひとつだが、慣れない地域での一般道走行はリスクやストレスに繋がる可能性もあり、裏道だからといって必ずしも空いているとは限らないのも悩ましい。
そのため渋滞にハマってから回避することを考えるよりも、渋滞の発生しにくい日や時間帯に出掛ける予定を立ててみたり、渋滞にハマっても大丈夫なように早めに出発するなど余裕を持ったスケジュールを立てるのが大切なのかもしれない。