この記事をまとめると
■コンパクトハッチバック、日産ノートについて解説
■現行型のパワーユニットは「e-POWER」のみ
■2021年にはノートの上級車となるノートオーラが追加された
2022年度の新車販売台数ランキングで3位にランクイン!
数ある国産コンパクトハッチバックにおいて高い人気を博しているのが日産ノート。使い勝手の良い5ナンバーボディを備え、「e-POWER」を搭載したことが人気の理由といえますが、それ以外にも多くの魅力を備えています。
今回は現行ノートについて詳しく紹介していきましょう。
日産の新型ノートとは?
2022年度の国内新車販売台数ランキングでトヨタ・ヤリス、カローラに続き3位に入ったノート。Bセグメントに属するハッチバックのなかでとくに大きな人気を誇ります。
ノートは2005年に初代が登場。2012年にフルモデルチェンジで2代目がデビュー後、現行モデルとなる3代目が2020年から販売を開始しました。
初代から人気を得ていたノートでしたが、2代目にシリーズ式ハイブリッド「e-POWER」が追加された2016年からさらに人気が加速。月間販売台数ランキングで1位を獲得したほどです。
「e-POWER」を得て人気が高まったことで現行モデルは、初代、2代目に用意されていたガソリンエンジンを廃止。パワーユニットは「e-POWER」に一本化されました。
国内で使い勝手が良いボディサイズ、ユーティリティ性能や燃費性能の高さが評価され、2021年に日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
新型ノートの特徴は?
Bセグメントハッチバック最大級の室内空間
現行ノートは先代モデルから全長やホイールベースを短くし、全高も55mm低くなりました。これは先代モデルがライバル車と比べて大きかったことが不評だったため。
ただ、サイズダウンしながらもノートの特徴となる広々とした室内空間を維持しています。
着座位置を低くしたことや後席下に配置する燃料タンク形状を工夫したことにより、クラストップの居住性を実現。また、ラゲッジスペースは横方向に拡大したことで、先代に比べて10リッター増しています。
プラットフォームを刷新し軽量化を実現
現行ノートのプラットフォームはCMF-Bを採用。新たなプラットフォームを採用し、衝突安全性の向上と軽量化を実現したことによって燃費性能が高まっています。
サスペンションはフロントがマクファーソン・ストラット、リヤはトーションビームを採用。ダンパーロッド部に装備されているバンプストッパーには発泡ウレタン製としたことで、乗り心地の向上を実現しました。
新型ノートの外装の特徴は?
シンプルかつ力強さをテーマにデザイン
現行ノートは、日産が進めるシンプルでありながら力強く、かつモダンな表現で日本のDNAである「タイムレス・ジャパニーズ・フューチャリズム」をテーマにデザインされています。
アリアから採用されたこのテーマは日産のEVに共通する新たなデザインで、フロントマスクなど一貫性を感じるもの。Vモーショングリルがヘッドランプ下まで伸びているのが特徴といえるでしょう。
またフロントグリルは伝統工芸「組子細工」をイメージする格子パターンを採用。16インチホイールカバーは折り紙からインスパイアされたデザインを採用しています。
ハッチバックらしいフォルムにこだわる
先代からダウンサイズされた現行ノート。全高も低くなったことでどこかミニバンっぽい印象を受けていた先代から一転、スポーティーなフォルムに仕立てられました。リヤテールゲートを寝かせたこともあり、ハッチバック車らしい見た目に生まれ変わったことが大きな特徴といえるでしょう。
躍動感や上質さを備えたデザインが、販売好調な大きな要因となっているのは間違ありません。
新型ノートの内装の特徴は?
大型液晶メーターなど最新デザインを採用
現行ノートのインパネは7インチ液晶メーターと9インチワイドディスプレイを一体化するなど、日産の最新デザインを採用。ワイド感があるインパネの造形など先進的な印象を備えています。
先進的なだけでなく機能性や上質感も備えたインテリアは、現行ノートの大きな特徴といえます。
形状が変更されたシフトレバー
先代ノートの「e-POWER」から電制シフトレバーが装備されていますが、現行モデルは形状を変更。球状だった従来のものではなく、前後スライドで操作するシフトレバーになっています。
レバー横にはドライブモードの切りかえスイッチなどが配置され、先進性と使い勝手を両立させています。