家族にとってはお荷物である場合も……
Aさんにとっては大切な相棒かつ宝物でもあるR32GT-R。しかし、家族は一定の理解はありつつも「割とドライ(現実的)」なんだそうです。曰く「クルマは墓場で持って行けないんだよ」と。家族の言い分がもっともですが、これでは身も蓋もありません。しかも、どこで仕入れたのか、昨今の旧車がブームによって、家にあるR32GT-Rもかなり価値があることをうすうす勘づいているようなのです。
高く売るより、大切に乗ってくれる人を探したい
R32GT-Rを溺愛するAさんにしても「クルマは墓場で持って行けないこと」くらいわかりきっています。ならば、せめて自分と同じくらいか、それ以上の愛情を注いでくれる次期オーナーさんを見つけ出し、手塩にかけた愛車を受け継いでもらいたい。とはいえ遺言状に書き記しても、家族が守ってくれるかは未知数です。しかし、Aさんのネットリテラシーはガラケーのショートメールが限度。人づてに探してもらってはいるものの、本気度を試すためにAさんと面談するなどのハードルがあり、次期オーナー探しは難航しているそうです。
まとめ:Aさんの一件から、愛車との卒業について考えてみた
ほかに欲しいクルマが見つかった、金銭的な理由だけでなく、「年齢(加齢)」という、遅かれ早かれ誰もが直面する、そして避けることのできない現実です。
一定のネットリテラシーがあれば、SNSなどで告知・拡散が望めます。しかしAさんのように、ネットをほとんど使わない(使えない)人にとってこれは死活問題といえそうです。
もし、身近にAさんのような方がいたら……可能な限り、耳をかたむけたり、サポートしてみてください。本当に悩んでいることが多いので。