「北国での故障は命に関わる」からこそのホンキ仕様
また、サバイバー仕様の3インチアップ・サスペンションキットは「4WDサービスパドック」が煮詰めた仕様で、車高調やラテラルロッドまで備えた本格派だ。ショックアブソーバーの軸径はゴツめの親指ほどの太さで、「ルーフ荷重や積載重量を増やした状態でも、きっちりロールを抑えて、高速道路辺りを走っていてもノーマルより乗り心地いいですよ」とのこと。
ちなみにショック&スプリングは基本、カヤバ製だそうだが、アトレーではリヤサスペンション側にビルシュタイン製を採用しているという。アウトドアブランドやエキップメントメーカーとコラボした別注アイテムやキットのすべてが本気仕様だが、それを積めて実際に現場にもって行って使えるものとするよう、耐荷重に対する対策&カスタムは偏執的ですらある。
一方でエブリイで本来ははめ殺しウインドウであるはずの右リヤドアには、ブラインドと網戸のついたはめ込みウインドウに替えられるなど、細部にまで配慮したオリジナルパーツも光る。
「青森や北国の環境では、トラブルや故障みたいなことが起きたら即、命にかかわる事態ですから。うちのお客さんは本物のハンターももちろんいますけど、ランクル1台買うよりもフルコンプリートで安くて実用的だといって、釣りやキャンプで使う人も多いですね」
そんなノースハンターの次なる新作は、何と軽自動車の最大積載量350㎏を牽引できるという本格的なトレーラー。牽引免許不要で引けるトレーラーの上限は積載重量含めて750㎏未満なので、十分に実現可能なのだとか。
ポップアップテントを積めば最大4名が寝られ、ギアを積み込んで簡易基地化もしやすそうで、発売予定はまだ来年ということだがいまから待ち遠しい!