この記事をまとめると
■マツダ3の一部改良が発表された
■センターディスプレイを大型化し、車内エンタメ環境の向上を図った
■安全装備の機能追加や新たな外装色も設定された
マツダが考えるひとに寄り添ったクルマを目指した改良内容
マツダのコンパクトハッチバックとしてラインアップされているマツダ3。魂動デザインが取り入れられた美しいボディラインは、輸入車と見間違えんばかりにスタイリッシュと人気を博している。
そんなマツダ3が一部改良を実施した。今回の変更内容で注目すべきは、車内の快適性向上と安全装備に機能追加をしたことだ。
まず、インテリアの変更点は、インパネ中央に配置された8.8インチのセンターディスプレイを10.25インチに拡大したことで、視認性と操作性を大幅に向上。
また、これまでも有線で利用することができたApple CarPlayだが、今回の一部改良でワイヤレス接続にも対応した(Android Autoは有線対応)。さらに、ワイヤレス充電の「Qi(チー)」とUSB Type-C端子も追加するなど、電子機器をより快適に利用することができるようになったのはうれしいところ。
安全装備にも改良が入り、クルマや壁などの障害物しか検知していなかった「AT誤発進抑制制御」が、前方の歩行者も検知対象になった。また、運転手のわき見を検知すると画面表示と警告音で注意を促す「わき見警報機能」がドライバーモニタリングに追加され、事故を未然に防ぐのに貢献してくれる。
そのほか、CX-60に設定されていたふたつのコネクテッドサービス、「見守りプラン」と「リモートエンジンスタート」をマツダ3でも有料プランとして利用可能になった。
「見守りプラン」には、車両へのいたずらや盗難が発生すると警備会社がガードマンを派遣して車両の状態を確認・監視してくれる「マツダマイカーケア」と、指定した速度、運転時間、走行エリアなどの条件を満たすとスマートフォンにダウンロードした専用アプリ「My MAZDA」にアラートを届けてくれる「ドライバーケア」が含まれる。いたずらや車両盗難の対策として大いに役立ってくれそうだ。
「リモートエンジンスタート」には、離れた場所からのクルマのエンジンスタート/オフ操作や車内空調システムとの連携機能も含まれており、おでかけ前に車内をあらかじめ快適な温度に整えることができる。
エクステリアでは、新たな外装色「セラミックメタリック」の設定が変更点だ。
マツダ3の価格は228万8000円〜386万6500円。
今回実施されたマツダ3の一部改良は、Apple CarPlayの無線対応などスマートフォンとの連携がシームレスになったことで、車内のエンタメ環境が向上した。さらに、安全運転支援技術の拡充化が図られ、これまで以上に快適なカーライフが送れる魅力的なクルマになっている。