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ハイテク&デジタルが生んだデコトラ「花魁号」! 美しすぎるその姿にファンの熱視線が止まらない (2/2ページ)

ハイテク&デジタルが生んだデコトラ「花魁号」! 美しすぎるその姿にファンの熱視線が止まらない

この記事をまとめると

■東北カスタムカーショー2023が開催された

■今回は「花魁 Japan」のブースに注目

■デコトラ「花魁号」には 最新技術が投入されていた

最新の大型インクジェッタプリント技術で塗装!

 全国各地のカスタムカー・ショーで「OIRAN JAPAN(おいらんジャパン)」のロゴ、そしてデコトラ「花魁号」を見たことのある人は少なくないだろう。「今回の東北カスタムカーショーでは西日本から10トン車デモカーをもち込みました。4トン車のデモカーもあるんですけど、東京以北でこの10トン車を披露するのは初めてですね」と、東日本エリア統括の奥田哲也代表はいう。

 花魁ジャパンは東日本と西日本、ふたつの会社が共同で展開するひとつのブランドで、奥田氏は岐阜を、西日本代表は鳥取をベースとする谷口真一氏。

 テールランプや装飾モールのようなアクセサリーのみならず、デカールなどデコトラ乗りでなくても気軽に身に着けられるアイテムもあって、花魁ジャパンはさりげにデコトラ・ファンの間でも憧れブランドになりつつある。加えてデモカーの助手席にも体験的に乗り込めるとあって、人の入りはひっきりなしだ。

「今回のデモカーは、日野のいわゆる17(イチナナ)プロフィア現行型がベース。ハイクオリティのパーツを実際に装着して見せるだけでなく、フィッティングや耐久性などを検証して改良するのに用いています」。

 サイドマーカーまでシーケンシャル・ウインカー化された保安部品だけでなく、パネルを囲むように彩られた電飾の枠ライティングはすべてLED。とはいえ枠内のパネルアートが肝心となるが、花魁号は「オートボディプリント」という最新の大型インクジェッタプリント技術で塗装されている。まるで蒔絵のように雅な絵柄はそう、CGで描かれたものを巨大プリンタで出力して描いているというのだ。複雑な色合いやタッチを早い時間で実現する点では、およそ人間の手が敵わないほどだ。

「CGでまず図柄を作成したら、巨大なフレーム枠のなかをスプレーノズルが走るような機械にかけて、特殊な塗料を吹きつけて仕上がるんです。そのメリットは、納期が早いことと、特殊溶剤ですぐ落とせるので、同じベース枠に次の絵が描けること。たとえば地方の物産展などで果物の絵をイベント期間中だけ入れるとか、そういう用途にも使われます。ラッピングでも無論可能ですけど、トラックは面積が大きいから手間を考えると、こちらのやり方がやはりスマートなんです」。

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