この記事をまとめると
■上海モーターショーにてレクサスLMを初公開
■新型となって乗り心地や車内環境が大幅にアップデートされた
■日本でも今年の秋から販売を開始する予定だ
超高級ミニバンがついに日本でも展開される!
レクサスといえば、トヨタが展開するプレミアムブランドであり、ここ十数年は日本でもかなり人気が高いブランドでもある。とくに若い世代からも「憧れのブランド」としてたびたびアンケートなどのランキング上位に食い込んでおり、年々存在感を増している。
それは、レクサスが当初ターゲットとしていた北米などの海外諸国でも同じような状況で、日本以外からも高い評価を受けている。レクサスは、いまやドイツ御三家と呼ばれるプレミアムブランドと肩を並べるかそれ以上の存在感があると言っても過言ではないのかもしれない。
そんなレクサスだが、日本では「セダン」と「クーペ」、「オープン」、「SUV」を手掛けるブランドとして認知している人が大半だろう。それもそのはず。なぜならレクサスが”日本では”それ以外のモデルを展開していないからだ。では、「海外では?」と目を向けると、1台だけミニバンが設定されている。
それが今回紹介する新型となった「LM」だ。じつはこの「LM」、初代となる先代モデルは主に中国やアジア地域でのショーファードリブンMPVとしての需要を見越して誕生した海外専売モデルとなっているので、先代モデルは日本では展開されていない。しかし、先述したように日本ではレクサス人気が非常に高いので、注目の1台として常に話題に上がっていた車種だ。それがついに、この新型を本年秋より日本でも展開すると発表があった。
ちなみに、「LM」とは「ラグジュアリームーバー」の略となっている。以下より、気になる詳細を見ていこう。
今回の新型LMでは、名前の示す「ラグジュアリームーバー」というコンセプトを徹底追求し、すべての乗員が自然体でくつろげる乗り味と居住空間を作り上げることを目指して開発が進められた。
メインとなるリヤキャビンに搭乗する乗員は、さまざまなノイズや不快な振動を気にすることなく車内で思う存分くつろげる仕様となっている。そんなインテリアデザインは、前席まわりは運転に集中できる機能性と上質感を採用し、後席はゆったりと過ごせる広さと仕立てのいいシートやトリムを揃えているとのこと。また、移動が快適になる「テーブル」や「48インチ大型ディスプレイ」、「冷蔵庫」などなどさまざまな装備も用意されている。
その一方で、「LM」のハンドルを握るドライバーの環境は、素直で正確な操縦をできるよう各種性能を見直し、ミニバンながらも運転の楽しさを実感できる仕立てとなっている。これには次世代レクサスが一貫して取り組んでいる「対話のできる走り」というフィロソフィが採用されているとのこと。
エクステリアデザインは、レクサスらしい気品のある存在感と空力性能を考慮したものとなっており、ひと目で「レクサス」とわかる仕立てとなっている。