クルマの印象が激変! モンツァジャパンの新作ホイール4本一気見せ (2/2ページ)

裏方的アイテムながら有用性が高い「ハイブリッドハブリング」

 また、東北カスタムカーショーのブースでは、モンツァ・ジャパン・イメージガールを務める葉月すみれさんも駆けつけ、デモカーのハリアーの前で「ホイールを際立たせるのが私のお仕事なので、低めの姿勢でキレイに見えるよう考案しました」というポージングを披露。ほかのポージングや続きはインスタグラムのアカウント、@sumi530610でフォローすることができる。

 ちなみにデモカーのエアロパーツは、東北カスタムショーには4年ぶり2度目の出展で、モンツァ・ジャパンとデモカーに関して提携パートーナシップを結んでいるROWEN(ローウェン)」ブランドの、3点エアロキット。

「東北の地域色としては、来場者と話をしているとシャイな方が多いですが、興がのってくるとすごくカスタムに熱くて、真剣にアドバイスを求めているのが伝わってくる。とてもいい刺激を受けています」とは、ローウェンの高橋美行課長の弁。

 ところがモンツァ・ジャパンの注目すべきポイントはこれで終わらない。つい最近、特許を取得したばかりという「ハイブリッドハブリング」というのが、かなり優れモノなのだ。

 というのも、社外品ホイールを車体側ハブに組み込む際は、ハブ径の僅かな差を埋めるためにハブリングを入れることがある。ステアリングフィールにも関わるし、ホイールの微振動を抑えてナット/ボルトの緩みを抑えるためもあって、入れたほうがベターといえるが、空洞のハブ穴の内部に水を溜めてしまうことがある。すると、ハブとの取付け面の周囲を錆させたりして、ホイールの見えない裏側に腐食などダメージを進行させる可能性もある。

 そこでモンツァ・ジャパンが考案したのが、金属製ではなく強化プラスチックで、水抜き用の切り欠きを備えたハブリングというわけだ。

 使い方は、ホイール側のハブとのコンタクト面に入った切り欠きに合わせてセットするだけ。すると走行中の回転によって、ハブ穴のなかの水が遠心力でかき出され、つねにハブとホイールの取付け面周囲がドライに保たれるのだ。さすがはホイール専業の老舗ならではの気づき、細かな配慮と精密なモノづくりといえるだろう。

 スタッドレスと夏タイヤを、ホイールごと履き替えたりする機会が多いならば、なおさら覚えておいて欲しいアイテムだ。


南陽一浩 NANYO KAZUHIRO

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