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ニッポンの底力を再認識! 国産個性派デザインのネオクラ車3台がやっぱり凄かった (2/2ページ)

ニッポンの底力を再認識! 国産個性派デザインのネオクラ車3台がやっぱり凄かった

この記事をまとめると

■4月14日から16日まで千葉県にてオートモービルカウンシルが開催された

■国内外の名車が集結するイベントということで毎年賑わっている

■今回は時代を彩った個性派デザインの国産車3台を紹介する

オートモービルカウンシルに日本が誇る名車が集結!

 4月14日から16日まで、千葉県千葉市の幕張メッセで開催された「AUTOMOBILE COUNCIL 2023」。「過去から現在、そして未来へ」をテーマに新旧約150台の名車が展示されましたが、今回はそのなかから、メーカー系ブースに注目。前編はネオ・クラシックカー3台のデザインを振り返ります。

社会現象となった3ナンバーのエレガントセダン

 まず、今年90周年を迎える日産ブースから、初代シーマことセドリックシーマ(1990年式・タイプIIリミテッド)を取り上げます。ご存じのとおり、女優の伊藤かずえさんが30年以上乗っていた愛車を、2021年に同社がフルレストアした車両そのものです。

 ヒットしたY31型セドリック・グロリアのシャシーに乗せたボディは、当時としてはまだ珍しかった3ナンバー専用。角を丸めたランプを始め、柔らかい表情のフロントフェイスと同じく、張りのあるショルダーラインが前後を貫くボディサイドがじつに豊かな面の表情です。

 ハードトップタイプのコンパクトなキャビンと、この豊かなボディとの組み合わせは独特のエレガントさを醸成。さらに、ボディを1周するサイドモールとリヤランプは凹面となっており、これもまた上質さと繊細さを感じさせます。

 オリジナリティのあるスタイルは、当時外国人デザイナーの関与がウワサされたほどでした。シャシーがひとまわり小さかったため、ボディに大きな曲面をふんだんに使ったことが功を奏したスタイルと言えるかもしれません。

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