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クルマのルームミラーってきちんと使いこなしてる? 角度調整だけじゃ不十分だった (2/2ページ)

クルマのルームミラーってきちんと使いこなしてる? 角度調整だけじゃ不十分だった

この記事をまとめると

■ルームミラーの有効な使い方を解説

■下辺にレバーがついているのは「防眩式ルームミラー」

■最近は「デジタルルームミラー」も増えている

眩しさを防ぐ機能が備わっているものも

 運転中は前方だけでなく後方も頻繁に確認して走行することが、安全運転のためには欠かせないですね。後方を確認したい時に、まず見るのがルームミラー(バックミラー)。その多くのルームミラーの下辺には、小さなツマミのようなレバーがついていると思います。皆さん、そのレバーを使ったことがありますか? なんのためについているレバーか、ご存じでしょうか?

 じつはこのレバーがついているルームミラーのことを、正式には「防眩式ルームミラー」と呼んでいます。夜間や長いトンネルのドライブなどで、後続車のヘッドライトがルームミラーに反射してしまって、眩しいなと感じることってありますよね。その時こそ、レバーを手前に引くタイミングです。防眩式というのは眩しさを防いでくれる機能が備わっているということで、レバーを手前に引くとルームミラーの表面が少し暗くなるのがわかります。

 これは裏面反射という仕組みで、通常は鏡の表面で光を反射させていたところを、裏面で反射させるように切り替えることで、反射率を変えて暗くしています。そのため、ミラーに映る景色は変えずに、眩しさだけを抑えることができるのです。手動の防眩式ルームミラーの場合は、そのままにしてしまうと翌朝に運転する時に暗くて後方が見えにくくなってしまうので、必ず降りる前に戻しておくようにしたいですね。

 そしてこの調整を自動で行ってくれる、自動防眩式ルームミラーが装備されるクルマも増えつつあります。これはミラー内部に特殊な素材が入っており、感知した光に応じて無段階に反射率を変えることで、眩しさを抑えてくれる仕組みです。最近では、手動も自動も、後付けで防眩式ルームミラーに交換することもできますので、夜間の眩しさに困っている人は検討してみるといいですね。

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