いかにもアメリカらしい自動車文化のひとつ
使用されるクルマは、かなり年季の入った大きなアメ車たち。一応、安全性を確保するために、車内には頑丈なロールケージが取り付けられている。そもそも、やっている行為として危険なデモリッションダービーだが、それでもドライバーの安全性を考慮したローカルルールがあり、基本的にはドライバーサイドの側面にはぶつけないことになっている。
だが、実際には複数台が多重でぶつけあうことが多いため、結果的にドライバーサイドに相手のクルマがぶつかることがある。
多くの場合、車両前方のラジエターがやられて、エンジンがオーバーヒートして戦線離脱となる。つまり、冷却系やエンジンを修理すれば、次回のデモリッションダービーにもまた出場できるというわけだ。
なんとも過激な発想のデモリッションダービーだが、これもアメリカ自動車文化のワンシーンだと言えるのだろう。