ぶつけまくって相手のクルマを破壊! 最後まで動けたクルマが勝ちの狂気のモータースポーツ「デモリッションダービー」って何? (2/2ページ)

いかにもアメリカらしい自動車文化のひとつ

 使用されるクルマは、かなり年季の入った大きなアメ車たち。一応、安全性を確保するために、車内には頑丈なロールケージが取り付けられている。そもそも、やっている行為として危険なデモリッションダービーだが、それでもドライバーの安全性を考慮したローカルルールがあり、基本的にはドライバーサイドの側面にはぶつけないことになっている。

 だが、実際には複数台が多重でぶつけあうことが多いため、結果的にドライバーサイドに相手のクルマがぶつかることがある。

 多くの場合、車両前方のラジエターがやられて、エンジンがオーバーヒートして戦線離脱となる。つまり、冷却系やエンジンを修理すれば、次回のデモリッションダービーにもまた出場できるというわけだ。

 なんとも過激な発想のデモリッションダービーだが、これもアメリカ自動車文化のワンシーンだと言えるのだろう。


桃田健史 MOMOTA KENJI

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愛車
トヨタ・ハイエースキャンパーアルトピア―ノ等
趣味
動物たちとのふれあい
好きな有名人
聖徳太子(多くの人の声を同時にしっかり聞くという伝説があるので)

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