ドライブに行きたいけど「やっぱコエ〜!」 じつは多い運転が苦手な人の「シーン別」運転練習方法 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ドライブに出かけたいけれど運転に自信がないという人は少なくないだろう

■初めから運転が完璧という人はおらず練習あるのみだ

■この記事では苦手なシーン別におすすめの練習方法を紹介

歩行者や自転車の動きを予測することも大切

 ドライブに出かけたいけれど運転に自信がないという人やもともと運転に苦手意識がある人に、20種以上のさまざまなドライビングレッスンを取材経験と、ペーパードライバー講習のインストラクターへの取材経験から、ぜひ試してほしい練習方法をご紹介します。

 苦手なシーン別で、まずひとつ目はどうしても道が覚えられない、ナビのルート案内が理解できない、曲がるところをよく間違えてしまう場合。運転中にナビ画面を確認するには、一瞬チラッと見ただけで画面上の地図と、実際の道路状況をリンクさせる能力が必要です。または、多くのナビは「◯◯メートル先を右折です」というように、距離で案内するため、距離感覚も求められます。でもそれを短期間で習得するのはなかなかに大変。やはり最初は面倒でもしっかりと「予習」をしてから運転することが練習になります。スマホでナビアプリを使って目的地までのルートを検索すると、「経路」が表示できると思いますが、それを確認して頭の中でイメージしましょう。

 そして、複雑な交差点など間違えやすいところは、通過する順番にポストイットに書き出し、ダッシュボードなど運転中でも目に入る場所に貼り出しておきます。その際、目印となる場所から「●●個めの信号を右折」というように、距離ではなく信号の数でカウントして、できれば信号の名称も書いておくと、わかりやすいと思います。最近では、パイオニアの楽ナビやNP1など、信号の数で教えてくれるナビも登場していますので、もし購入する際にはそうしたナビを選ぶのもひとつの手です。

 苦手なシーンその2は狭い道がイヤという人。歩行者や自転車が多いと緊張してしまったり、電柱や看板などを避けるのが怖かったり、前から対向車が来たらどうやってすれ違えばいいのかわからない、というのが狭い道が苦手な理由だと思います。まず、歩行者や自転車を追い越す際にヒヤリとしないための練習として、動きを予測することと、可能であればその人とアイコンタクトを取ること、そして相手が「追い越されるんだな」とわかっているかどうかを確認するクセをつけましょう。スレスレではなく、なるべく歩行者や自転車との距離に余裕を持って追い越せるタイミングを図る練習も有効です。

 もし、前から歩行者や自転車が向かってくる場合には、無理に前進せず、こちらが停車して先に通してあげたほうが安心です。そして、対向車とのすれ違いですが、電柱や看板などがなく、少し広いスペースがある場所を素早く探し、あれば停車して対向車が通過するのを待つ練習をしましょう。

 先にこちらが停車すれば、相手が通過してくれることが多いですが、もし双方が少しずつ進んですれ違うことしかできない場合には、サイドミラーの位置に注意し、ハンドルを左に少しずつ切ってフロントを道の左側に避けるようにします。その後ゆっくりと、対向車が進むのに合わせて、ハンドルを右に戻しながら進み、すれ違いが完了するまで慎重にミラーやカメラで確認しましょう。車両の左右など、死角を映してくれるカメラの機能があれば、より落ちついて操作できます。何度も経験を積むことが何よりの練習になり、よく通る道であればコツが掴めるようになるはずです。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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