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マツダ・ロードスターにイタリアの魂を注入! アバルト124スパイダーについて詳しく解説 (2/2ページ)

マツダ・ロードスターにイタリアの魂を注入! アバルト124スパイダーについて詳しく解説

この記事をまとめると

■アバルト124スパイダーを紹介

■ベースはマツダ・ロードスターだが走りやデザインは別物

■中古車相場についても解説

マツダ・ロードスターをベースに開発!

 マツダ・ロードスターをベースに開発されたことで国内でも注目を集めたアバルト・ロードスター。ロードスターとは見た目以外も異なる箇所が多く、『ちゃんと』イタリアンスポーツカーに仕立てられていたことでイタ車ファンを中心に人気を得ました。

 ロードスターとは違い、現在はすでに販売が終了してしまった同車ですが改めてその特徴を紹介していきましょう。

アバルト124スパイダーとは

 2016年に登場したアバルト124スパイダーはマツダとフィアットの協業で誕生しました。

 その車名から1960〜1970年代に販売されていたフィアット124を連想する方もいるでしょうが、当初、マツダにはアルファロメオがラインアップしていたスパイダーの次期モデルを共同開発することを持ちかけていたようです。

 ただ、FCA(フィット・クライスラー・オートモービルズ/現ステランティス)のブランド戦略からアルファロメオブランドではなくアバルトで販売する(イタリアなどではフィアットブランドも販売)オープンモデルとなり、アバルト124スパイダーがデビューすることになりました。

 マツダと協業と聞いてわかるように、同車のベースはロードスター。ただ、イタリアからデザイナーが広島に常駐してスタイリングを煮詰めていったそうです。

 その結果、ロードスターとデザインはかなりの部分で差別化が図られており、全長を145mm延長するなどパッと見ではベース車種との共通性が見られません。

 エクステリアデザインだけでなくパワーユニットもロードスターとは異なるポイント。

 アバルト124スパイダーが搭載するのはフィアット製1.4リッターターボエンジン。ロードスターよりパワーやトルクが上回り、強烈な加速を誇ります。

 残念なことにアバルト124スパイダーは2020年で生産終了となってしまいましたが、スポーツカー好きにとって気になるオープンスポーツだったことは確かです。

スペック

 アバルト124スパイダーのスペックは以下の通り。

 ベースとなるロードスターと比べて大きく、重く、パワフルであることがわかります。

アバルト124スパイダーの特徴

スタイリング

 ロードスターと大きくことなるエクステリアデザインは、過去にラリーなどで活躍したフィアット124スパイダーをイメージさせるフロントマスクやプレスラインが特徴。走行性能を高めるため前後オーバーハングを切り詰めたロードスターから全長を延長して、伸びやかなスタイリングを身につけました。

 またツインデュアルエキゾーストなど、リヤまわりのデザインもロードスターとは別物。ベース車種があることで大幅にスタイリングを変更することが難しいなか、アバルト124スパイダーはしっかりとイタリアテイストが盛り込まれています。

 ただし、インテリアは外観ほどデザインの差別化がされていません。アバルト124スパイダーはロードスターと比べて、シート表皮など上質な素材を用いることで質感の高さで違いを図っていました。

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