使い勝手と利便性を兼ね備えた高級なインテリア
インテリアとマルチメディアシステム、予防安全技術などに関しても2022年10月の一部改良から変更はない。
インテリアは、インパネ中央のディスプレイが12.3インチのタッチ式に変更されており、画面自体を運転席側に配置したことで、運転姿勢を崩さずにタッチ操作することが可能になっている。
また、インパネ及びコンソール周辺の形状やスイッチレイアウトも最適化されるとともに、おくだけ充電のスペース拡大やUSBタイプCコネクタを2口用意したことで利便性を向上。
さらに、専用のアプリのインストールによってスマートフォンでのドア開閉とEVシステム起動を可能にしたデジタルキー機能も用意されている。デジタルキーに対応するクルマを複数台所有していた場合でも、1台のスマートフォンで対応できるだけでなく、スマートフォン間でのデジタルキーの受け渡しも可能になったことで、離れた場所でも家族間・友人間で車両の貸し借りもできるようになった。
予防安全技術は、「レクサスセーフティシステムプラス」に搭載される単眼カメラとミリ波レーダーの性能が向上した。昼間の自転車や夜間の歩行者を検知できる「プリクラッシュセーフティー」では、交差点右折時の対向直進車や、右左折時の前方の横断歩行者も検知できる機能が加わるなど、さまざまな安全運転支援機能が進化している。
レクサスUX300eの価格は、バージョンCが630万円、バージョンLが685万円。
今回の一部改良で航続距離が512kmまで伸びたレクサスUX300e。航続距離に対する不安が少し改善されたことで、よりEVライフを楽しめるようになっている。さらに、非常時の安定した電力供給に役立つV2Hに対応するなど、頼もしさも手に入れた頼りがいのあるクルマになった。