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「屋根あき界」を騒がせる超絶イケてるローマ・スパイダー! それを超える「超目立ち」オープンカーを探してみた (2/2ページ)

「屋根あき界」を騒がせる超絶イケてるローマ・スパイダー! それを超える「超目立ち」オープンカーを探してみた

この記事をまとめると

フェラーリより「ローマ・スパイダー」が発表されそのスタイリングが話題になっている

■「ローマ・スパイダー」に負けないほど格好いいオープンモデルをピックアップ

■超高額な数千万円クラスから頑張れば買えそうな数百万円で狙えるモデルまでを紹介する

道行く人二度見必至の個性派オープンたち

 フェラーリ・ローマにスパイダーが登場して、にわかに「屋根あき界」がザワついているようです。なんといってもローマ・スパイダーは反則級にカッコいいですから、羨望の眼差しが向けられるのも当然かと。一方、屋根あき界はへそ曲がりが多いことでも知られており、「ローマ? 目じゃないね」とか「ウチの屋根あきの方がよく目立つ!」みたいなアピールもじつに喧しいもの。

 なるほど、ちょっと思い出してみてもローマ・スパイダー並みの「街の視線くぎ付けマシン」がゾロゾロいました。

KTMクロスボウ

 オーストリアのKTMはホットなバイクブランドですが、4輪車に関してはホットというよりむしろ激辛なマシンを作っています。2008年にリリースされたクロスボウは、カーボンモノコック、VW製4気筒ターボエンジンをミッドシップ、エアロスクリーンのみでガラスを持たない極めて硬派なスポーツカーでした。

 このクロスボウ・コンセプトは年々進化を遂げ、クローズドボディのGTレーシングカーまで走り出し、JGTにもエントリーしていたのでご存じの方もいらっしゃることでしょう。ま、これだけならローマから「男臭いスポーツカー」などと鼻で笑われそうですが、じつはクロスボウGTといういくらかエレガント側に振ったモデルもあるのです。

 前述の通り、フロントスクリーンが装備されない標準仕様はヘルメットを装着しなければ小石やタイヤのカスなどが前方から飛んできてじつに危なっかしいもの。ですが、GTにはなんと、フロントスクリーンを標準装備! これならノーヘル乗車もできるし、開放感あふれるオープンドライブだって楽しめます。

 ローマ・スパイダーが横に並んだら「足まわり、なに使ってんの? こっちはプッシュロッドだけどね」とドヤ顔を浮かべてみるのもいいかもしれません。もっとも、冷暖房は一切装備していないので快適性では勝負しない方がよさげです。

ダラーラ・ストラダーレ

 レーシングカー、とくにフォーミュラマシンにかけて当代一のコンストラクターとされるダラーラ。主宰のジャンパオロ・ダラーラの最初のキャリアはフェラーリのフォーミュラマシンだったとのこと。それゆえ、ランボルギーニやマセラティといったメイクスで開発をしていた際は「打倒フェラーリ」に燃えていたのかと。そんなダラーラから、ストリート向けスポーツカーがリリースされたのは2017年のことでした。

「未来のミウラ」をコンセプトに、ピュアなバルケッタとして走り始めた「ダラーラ・ストラダーレ」は、当然のようにカーボンモノコックで、重量のアドバンテージがあるフォード製4気筒エンジンをミッドに搭載。出自やコンストラクションはローマ・スパイダーに勝るとも劣らないことがお分かりになるでしょう。

 ストラダーレ(ストリート)の名前こそついていますが、フロントスクリーンやガルウイングドアはオプション装備。ローマ・スパイダーの鼻を明かすならば、ぜひピュアなバルケッタで路上を走るべきではないでしょうか。

 もっとも、あまりに低い車高&シートポジションで、ローマ・スパイダーの影に隠れてしまうのが「目立ちたがり屋」にとっては致命的かもしれません。

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