インテリアにも数々の特別なパーツを採用
インテリアは、「Fタイプ75 P450 クーペ/コンバーチブル」と「FタイプR 75 P575 クーペ」共通で、エボニーウィンザーレザーにライトオイスターのステッチが入ったパフォーマンスシートと、エボニー×スエードのヘッドライニングがセットになった「インテリアブラックパック」が標準装備されている。
スポーティなイメージを強調するアルミニウムのインストルメントパネルとメタルのトレッドプレートには、クーペのボディラインが描かれており、ジャガーのスポーツカーの歴史を感じさせる演出が施された。
そのほかのグレードでは、外装色にジオラグリーンを新たに設定したり、「Fタイプ Rダイナミック」にグロススパークルシルバー仕立ての20インチアロイホイールを標準装備したり、ディテールに小変更を受けている。
ジャガーFタイプの価格は、300馬力の2リッター直4を搭載する「Rダイナミック P300 クーペ」が1043万円、450馬力の5リッターV8を搭載する「75 P450 クーペ」と「75 P450 コンバーチブル」がそれぞれ1589万円、1833万円。575馬力の5リッターV8を搭載するフラッグシップの「R 75 P575 クーペ」が1790万円となっている。
75年の歴史を受け継いできた純然たるガソリンスポーツカーとして高い完成度を誇るクルマに仕上がっているジャガーFタイプ2024年モデル。ご存知の通りジャガーは、2025年にEVブランドとして生まれ変わることを宣言している。ジャガーの内燃機関スポーツカーの有終の美を飾るにふさわしい歴史的な一台といえるだろう。