最高出力600馬力オーバーも! BMW X5にマイルドハイブリッド仕様とプラグインハイブリッドモデルが登場 (2/2ページ)

もっともベーシックなモデルですら500馬力近いハイパワー

 BMW自慢のパワートレインを見ていこう。

 まず、BMW X5 xDrive50eは、最高出力313馬力(230kW)/5000rpm、最大トルク450Nm/1750-4700rpmを発揮する伝統の3リッター直列6気筒ガソリンエンジンと、最高出力197馬力(145kW)、最大トルク280Nmを発揮するモーターを搭載し、システムトータルで最高出力489馬力(360kW)、システムトータル最大トルク700Nmというハイパワーを実現。

 電気モーターのみでは、最高速度140km/hまで走行可能で、一充電あたりの航続距離は約100kmとなる。リチウムイオンバッテリーの容量は29.5kWhだ。

 ガソリンエンジンを搭載するMパフォーマンスモデルBMW X5 M60i xDriveは、4.4リッターV型8気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリンエンジンに、ダイナミックな走りを実現する8速ステップトロニック・スポーツ・トランスミッションが組み合わせられる。

 さらには、48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わされ、システムトータル最高出力530馬力(390kW)、システムトータル最大トルク750Nmを発揮するとのこと。こちらも怒涛のハイパワーが魅力だ。

 サーキット走行なども可能なほどハイパフォーマンスな、MハイパフォーマンスモデルBMW X5 M Competitionは、4.4リッターV型8気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリンエンジンに、8速Mステップトロニックトランスミッションを組み合わせた1台。

 こちらもMパフォーマンスモデル同様に48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わされ、システムトータル最高出力はなんと625馬力(460kW)。システムトータル最大トルク750Nmを発揮するモンスターSUVとなっている(上記数値はすべてヨーロッパ仕様)。

 また、BMW X5 xDrive50e及びBMW X5 M60i xDriveには「オートマチック・セルフレベリング・コントロール付きアダプティブ2アクスル・エア・サスペンション」が、BMW X5 Mには「アダプティブMサスペンション・プロフェッショナル」が標準装備となる点も注目だ。また、BMW X5 M60i xDriveには、優れた操作性をドライバーに提供する電動パワー・ステアリング「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」も標準で装備されるとのこと。

 BMW X5 M Competitionには、電子制御ダンパーとアクティブロールスタビライザーを備えたアダプティブMサスペンション・プロフェッショナルを採用しており、スポーツ走行も長距離ドライブも快適に行える。なお、Comfort(コンフォート)モード、スポーツ走行に適合するボディ剛性を高めるSport(スポーツ)モード、さらに、ダイナミックな走行を可能にするSport Plus(スポーツ・プラス)モード、合計で3種類のドライブモードを用意しているのも特徴で、シーンにあったセッティングで走ることも可能だ。

 そのほか、MスポーツブレーキやM xDrive(エム・エックスドライブ)といったスポーツ走行や安定した走行に欠かせない装備も付随する。

 また、BMW各車でお馴染みの「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」「BMWコネクテッド・ドライブ」「BMW Intelligent Personal Assistant(インテリジェント・パーソナル・アシスタント)」「Amazon Alexa」などといった先進安全装備や快適装備も標準搭載となる。

 価格は、xDrive50e M Sportが1260万円、M60i xDriveが1520万円、M Competitionが1972万円となっており、全車右ハンドル、AT仕様だ。

 販売はすでにスタートしており、納車は本年7月からを予定しているとのこと。

 新時代のハイパフォーマンスSUVをお求めのユーザーはぜひ検討してみてはいかがだろうか。


新着情報