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「一般道はしなくてもOKでしょ?」とか言ってたらヤバイぞ! 後部座席のシートベルトの決まりを今一度ハッキリさせる (1/2ページ)

「一般道はしなくてもOKでしょ?」とか言ってたらヤバイぞ! 後部座席のシートベルトの決まりを今一度ハッキリさせる

この記事をまとめると

■後部座席のシートベルトの決まりと現状について解説

■2008年から一般道・高速道路を問わず着用が義務化されている

■「後部座席シートベルト装着義務違反」の罰則が軽いという指摘も

いまだ一般道での着用率は半分以下

 4月上旬になると大きなランドセルを背負った、ピカピカの一年生をよく見かけるようになる。そうした子供たちを交通事故から守るために、この時期になると交通取締やパトロールも増える(2023年の全国交通安全運動は、例年より一カ月遅い5月11日(木)から20日(土)まで)。

 そんなこの時期に改めて気をつけて欲しいのが、後部座席でのシートベルト着用。

 後部座席のシートベルトの着用は、一般道・高速道路を問わず2008年から義務化されているが、警察庁とJAFが合同で調査した2022年シートベルト着用率データを見ると、一般道での後部座席同乗者のシートベルト着用率は42.9%。高速道路でも78.0%しかない。

 一般道でとくに低いのは沖縄県で、なんとわずか13.2%! 次いで佐賀県が26.8%、福岡県が27.6%、滋賀県が28.2%と20%台……。

 後部座席シートベルトの着用が義務化され、もう15年も経つのにここまで着用率が低いのは、「後部座席シートベルト装着義務違反」の罰則が軽いためという指摘がある。

「後部座席シートベルト装着義務違反」も立派な交通違反のひとつだが、その罰則は一般道だと、違反点数:なし、反則金:なし。つまりノーペナルティで口頭注意のみ。高速道路でも、違反点数:1点、反則金:なしとなっている。

 しかし、交通事故総合分析センターの調べによると、後部座席でもシートベルト着用・非着用では安全性に大きな差があり、後部座席でもシートベルトを着用することにより死亡率が約3分の1になることがわかっている。

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