クルマの値段は聞いちゃだめ! アドバイスも避けるのが吉! 「オフ会」でやってはいけない10の行為 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■クルマ好きが集まって楽しむ「オフ会」

■基本的には有意義な時間が過ごせるが、なかにはトラブルが起きてしまうケースも

■オフ会参加時にやってはいけない行為やNGトークについて解説

楽しいオフ会が台無しに!

 これまでオンラインをメインでやり取りしていた見知らぬ人と直接会うことができたり、対面で話せるのがオフ会の魅力のひとつです。かつてはお互いをハンドルネームで呼び合う光景に驚いたものですが、いつの間にか、その行為自体もすっかり定着した感があります。

 と同時に、いわゆる「オフ会慣れ」してきた方も増えてきたのではないでしょうか? クルマの運転も「慣れてきたころが危ない」といわれるように、オフ会も「慣れてきたころにトラブルを起こしがち(空気が読めない人はいきなりやらかしてしまうケースもありますが……)」であることに変わりはないように思います。

「いまさら人には聞けない。オフ会参加時に絶対やっちゃいけない10の行為とNGトーク」をまとめました。「そんなの当たり前じゃん!」「いまさらかよ!」「俺(私)は大丈夫」とおっしゃるそこのアナタ! 油断大敵です。客観視できてないときほどじつは……ということもありえるのですから(もちろん、いうまでもなく筆者自身への戒めも込めて)。

1)タメ口

 さほど面識がない相手からいきなりタメ口で話し掛けられたら……決して気分の良いものではありません。そういう人に限って「どこから来たの?」「何乗ってるの?」「悪くないよね」と、なぜか上から目線発言を連発。

 皆さん大人だから、はじめのうちはある程度は話を合わせるでしょう。それでも空気が読めない人の場合、いつの間にか自分から人が離れていってもこのスタンスを崩しません。呼ばれなくてもオフ会に参加していたりして……。ある意味、鋼のメンタルの持ち主ともいえます。意外としぶといかも。

2)勝手にクルマに触る

 これはもう、基本中の基本中の基本中の基本。マナーというより暗黙の了解。もはや常識といい切ってもいいほどです。この感覚が理解不能だとしたら、オフ会向きではない可能性大です。

 1万円で買ったボロボロのクルマだろうと、5000万円のスーパーカーだろうと、オーナーさんにとって大事な愛車であることに変わりはありません。それだけに、勝手に他人のクルマに触るのはNGです! どうしても……という場合はオーナーさんにひと声掛けてから。ただ、オーナーさんの友人や知人でもない限り、それでも嫌がられるかもしれません。無闇に触らないほうが無難です。

3)いくらで買ったのか質問する

 レアなクルマ、貴重なクラシックカー・ネオクラシックカーなど、オーナーさんが実際にいくらで購入したのか気になることがある(あった)人も少なくないはず。

 そこで空気を読まず、オーナーさんに「このクルマ、いくらで買ったんですか?」と聞くのは御法度です。露骨にイヤな顔をされることもあります。一方で、自慢したいオーナーさんは黙っていても「じつはこれ、●●●万円で手に入れてさぁ〜」と勝手に話してくれます。その際はストレートに「いや〜、スゴイっすね!!!」とオーバーにリアクションしてあげましょう。

4)どこで買ったのか質問する

 購入金額はもちろん、どのような経緯で手に入れたかを聞くのもNGです。じつは大人のルート(?)で優先的にまわしてもらった限定車とか、店頭販売する前にお声が掛かり、購入を決めたネオクラシックカーとか、仲間から破格値で譲ってもらった……などなど。

 人にはいえない「何らかのスペシャルオファー」で手に入れている可能性もあるのです。現オーナーさんが購入した経緯を話してしまうとまわりの人が困る……というケースが意外と多かったりします。

5)職業や年収など個人情報を聞く

 オフ会に集まってくる人たちの接点および共通のキーワードは「クルマのみ」という関係がほとんど。別のクルマに乗り換えたり、生活環境が変わったりして、いつの間にか疎遠になってしまうほど、ドライかつ希薄な関係でもあります。

 その一方で、この距離感が心地良いという人もいます。お互いにどのような仕事や、生活を送っているのか、あえて干渉しない関係です。さらにいえば興味がないともいえるのかもしれません。「お互いにあえて深入りしない距離感」だからこそ、成立する関係があるように思えます。


松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

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