マイバッハのブランドを冠するオープンSUVを日本人が所有!?
フォルクスワーゲンT-ROCカブリオレ
日本に導入はされていないものの、T-ROCカブリオレのカッコよさはクルマ好きな方なら耳にしているかもしれません。先のイヴォーク・コンバーチブル同様、ミディアムSUVのT-ROCを2ドア、4シーターにして屋根をスッパリ切り払っています。もちろん、イヴォーク・コンバーチブルの売り上げにジェラシーだったVWが打倒を目指して作ったことは明らか。
後発だけに、なにかしらアドバンテージでもあるかと思いきや、さしてトピックスは見あたらず(笑)。オープン化にあたって、一般的なカスタム、すなわちフレーム強化くらいは施されているようですので、そのあたりはご安心を。
もっとも、ウエストラインから下のボリュームが目立つことによって、重みのある存在感が増していることは確か。ドイツ車らしいボディカラーを選べば、オープン化によるナンパなイメージも多少は緩和され、大人っぽいイメージになるかもしれず、ここらがイヴォークに差をつけられるポイントでしょうか。
メルセデス・マイバッハ G650ランドレー
ゲレンデヴァーゲンはモデルライフが異様に長いことから、さまざまなボディタイプ、バリエーションが派生しています。ハードトップを省いて、ソフトトップだけにしたジープタイプや、こちらのランドレーといったオープンモデルもそんなバリエ。ただし、こちらはマイバッハのバッヂをつけ、さらにランドレーを名乗った初めてのモデルとなります。
ちなみに、ランドレー(またはランドール)というのはハードな屋根とオープントップの双方がある形状で、古くはストレッチリムジンの後席部分だけをオープン化したりしていました。エリザベス女王やローマ法王といった国王的な方々が閲兵式などで使っていたので、見たことある方もいらっしゃることでしょう。
マイバッハG650ランドレーは閲兵ニュアンスこそ持たされていませんが、やはりハードトップとソフトトップのコンバイン。ボディ後端まで下げられたリヤシートも、ランドレーらしい配置といえるでしょう。また、マイバッハの名に恥じない立派なソフトトップも特徴的で、どこの角度から見てもゲレンデヴァーゲンとは異なるところがカッコイイ。
噂によると、クルマ好きで知られる元ZOZOタウンの前澤氏もお乗りなようですが、せっかくだったら都心でリヤシートに立ち上がって、ランドレーらしい使い方をしてみてほしいものです。