最後のV12ラグジュアリー2ドアクーペを12台限定で製作! 天井に2117個の星がきらめくロールス・ロイス「ブラックバッジ レイス ブラックアロー」をお披露目 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ロールス・ロイスから限定車「ブラックバッジ レイス ブラックアロー」が公開された

■2ドアクーペ「レイス」の生産終了を記念して12台を限定製作する

■内外装は1938年に世界最高速度を記録した名車「サンダーボルト」をイメージ

V12エンジンの最高速度を記録した伝説のマシンがモチーフ

 世界でもっとも高級な自動車メーカーとして知られているロールス・ロイス。フラッグシップセダンのファントムからSUVのカリナンまで幅広いラインアップを設定し、類まれなる高い静粛性や魔法の絨毯のような乗り心地を実現するなど、ほかのメーカーでは味わえない高級感のあるクルマを常に作り続けている。

 そんなロールス・ロイスから「ブラックバッジ レイス ブラックアロー」が公開された。このモデルは、2ドアクーペである「レイス」の生産終了を記念して製作された限定モデルだ。

 モチーフとして、1938年にアメリカのユタ州ボンネビル・ソルトフラッツで当時の世界最高速度357.497mph(575.336km/h)を記録した伝説のマシン「サンダーボルト」が用いられた。エクステリアのカラーリングは、セレブレーション・シルバーとブラック・ダイヤモンドの2トーンカラーを採用。ブラック・ダイヤモンドの層にガラスを注入した「クリスタル」塗装としたことで、まるで高速移動しているかのように見えるモーションブラー効果を生み出している。この特殊な塗装技術は、エンジニアや職人などが集まったビスポーク・コレクティブが1年半もの歳月をかけて実現させたものだ。

 また、ラジエーターグリル内のVストラットバーやフロントバンバー下部には、差し色としてブライト・イエローを使用して限定車としての個性を主張。ベースモデルとの違いがアピールされている。

 エンジンルームには、最後のV12エンジン搭載車の証となる専用プレートを装着。「V12」のイエローレタリングとブラックの「Final Coupe Collection」という文字が刻印されたこのプレートにより、ここでもブラックバッジ レイス ブラックアローが特別なモデルであることを演出している。


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