参加者全員が楽しんでいた里帰りミーティング
ここからは、最新のオーテックモデルに乗っている方のインタビューをお届けしたい。
初めに、神奈川県平塚市在住のGOのママさん。愛車は1年前に購入したエルグランドオーテックで、取材時の走行距離は5673km。以前は、旦那さんがステージア260RSを所有していたが、家族も増えたタイミングで荷物も載せられるミニバンタイプのエルグランドに白羽の矢が立ったという。このクルマは奥様専用で、お気に入りポイントにはミニバンの広い車内と革を使用した豪華な作りの内装を挙げてくれた。これからもいろんな場所に出かける際の相棒として活躍が期待される。
最後は、埼玉県在住の宮坂さんご夫婦。愛車はキックスe-POWER オーテックで、取材時の走行距離は約1万6500km。ご夫婦2人で運転できるクルマを探してノートe-POWERからの乗り換えで購入した。しかし、納期遅延で半年待って、2022年1月に納車されたばかり。お気に入りポイントは乗り心地の良さで、プロパイロットの制御にも感心しているとのこと。出たばかりの新型エクストレイルのオーテック仕様に注目をしているそうだが、当面の間はキックスと過ごすとのことだった。
さて、イベントは午後1時半から、特設ステージで平手晃平選手と美すずさんのスペシャルトークイベントを行った。まず、2022シーズンのスーパーGTに触れて、2度の優勝とオートポリスでのポールポジションを獲得した平手晃平選手が「フェアレディZとヨコハマタイヤとの相性が良かったので結果につながった」と振り返り、美すずさんは「フェアレディZのデビューイヤーにレースクイーンをできたことは光栄です」とコメントした。
その後、平手選手のオンラインクラブ、平手晃平と「車で遊ぼう」についても話題が広がり、「コロナ禍で人との関わりをオンラインで行う場としてYoutubeとオンラインクラブを始めた」と設立理由を説明した。そのオンラインクラブでレース車両の一台として購入したのが日産マーチ12SRで、購入した理由は「Z33を導入していたが、女性会員の方々にもレース走行を体験してもらうために導入した」と語られた。
そして午後2時に閉会式が行われ、三たび平手選手、美すずさんが登壇し、それぞれが今回のイベントの感想を語った。そのなかで平手選手は「いろんな人からお声がけをいただけて、参加している側でも十分楽しめた」と総括し、美すずさんは「今年は対面でオーナーさんとの交流ができたのでよりイベントの楽しさを体感できた」と発言していた。
閉会式が終了した後は、(株)日産モータースポーツ&カスタマイズの社員たちが参加者たちをお見送りしていた。
こうしてオーテック里帰りミーティング2022が終了したわけだが、今回オーナーイベント初参加だった筆者は、神奈川県に住んでいる人間としてこんなフレンドリーなイベントが行われていることは誇らしいと思える内容だった。今年はいつ開催されるかは現段階で未定だが、日産オーテックまたはニスモ乗りの方々はぜひ参加してみてほしい。オーナーイベントと聞くと、なかには必要以上に会話を迫ってくる参加者や自らの意思を押し付ける人など心にも無い行為や言動で参加意欲を削がれる心配もあるが、このイベントではそういったことがなく、参加者自身が節度を持って相手と接している姿が見受けられたので、もしオーナー同士の繋がりを求めている人は入門として参加するにはうってつけのイベントだろう。