違反点数2点、反則金9000円(普通車)が課せられる
安全不確認
前方、後方、左右の確認不十分で他車や歩行者等を見落としているケース。合流時の接触なども安全不確認の典型的な例。
法令違反別交通死亡事故発生件数の「安全運転義務違反」では、11.6%が安全不確認。
脇見運転
車外の景色や事故の現場などに気を取られたり、車内で探し物をしたりして、前方不注意となった状態のこと。運転中にスマートフォンやカーナビを操作することも含まれる。
法令違反別交通死亡事故発生件数の「安全運転義務違反」では、8.8%が脇見運転。
その他
その他、「動静不注視」(周囲のクルマや自転車、歩行者の存在を認識していながらも、相手の動静への注視を怠ること)や、「安全速度違反」(制限速度内であっても、見通しの悪いところや交差点など、危険が予測できる個所で減速・徐行をしなかった場合)、「予測不適」(自分や相手の速度や距離、「避けてくれると思った」など行動に対する判断誤り)も、安全運転義務違反のカテゴリーに入る。
またペットを抱えての運転や、運転に適さない服装、履き物なども、安全運転義務違反を問われることもある。
なお、取り締まりで「安全運転義務違反」を咎められると、違反点数2点、反則金9000円(普通車)が課せられる。
いずれにせよ、「注意一秒、怪我一生」と言われるとおり、ちょっとした不注意が大事故に結びつくのが「安全運転義務違反」であり、事故原因の7割以上を占める要素なので、ハンドルを握る際は今一度気を引き締めて、集中力が途切れることなく運転しよう。