帰路は思い出がつまった曲をBGMに
そんな、いい思い出があったものですから、先日大阪に向かったときにも大阪にちなんだ楽曲を探したわけです。懐メロでいえばBOROの「大阪で生まれた女」、ドリカムの「大阪LOVER」といった曲が検索でヒットするのですが、最近の曲を探していて見つけたのが、YOASOBIの「アドベンチャー」。
ユニバーサルスタジオジャパンのCMソングですが、大阪に向かうワクワク感が込められた、この曲を流すことで、高速道路を走るのに飽きたときに刺激があるのでは、と思ったわけです。
名古屋を超えて、新名神に入ったあたりで「アドベンチャー」を再生すれば気分が上がるかも? などと思っていましたが、実際には再生したのはもっと手前。あまりにも長い静岡区間に心が折れそうになったときにスマートフォンから再生してモチベーションを高めることができたのは、ある意味で想定内だったかもしれません。
静岡といえば、家族のリクエストで浜松の航空自衛隊広報館「エアーパーク」に向かったときは、出発前に「空」というキーワードでアルバムを検索したところ、石田燿子さんの「ソラノウタ」というアルバムを見つけました。
タイトルから、フワフワとした雲のような曲調なのかと思いダウンロードして車内で流してみると、想像以上にパンチのあるボーカルでしたが、たしかに空を駆け巡るような気分になれる16曲が入ったアルバムだったのです。
帰宅後に調べてみると、個人的には見たことがないアニメのテーマソング集であり石田曜子さんのデビュー25周年記念アルバムでした。恥ずかしながら、これまで聞いたことがない楽曲とこうして出会えるのは、キーワードで音楽を探すことのできる時代だからなのだなあと思ったものです。
ところで、ロングドライブといえば往路は意気揚々としているものですが、帰路は疲れてしまいペースが上がらないこともしばしばです。そんなときは無理して運転を続けずに休憩するのが大事ですが、それでも運転をしなければならないときに流すのは、若いころの思い出がつまった楽曲だったりします。
スマートフォンに入れてあるのが、プロレスのテーマソング。故・橋本真也選手の入場曲「爆勝宣言」やスタン・ハンセン選手の入場曲としておなじみ「サンライズ」あたりは、個人的に眠気を吹き飛ばしてくれる定番ソングだったりします。五十路の筆者と同年代の方であれば、「そうそう」と共感いただけるのではないでしょうか。
いずれにしても、テンションを高くしすぎて、周囲の音が聞こえなくなるほどボリュームを上げてしまったり、ノリノリになって歌ってしまったりするのは事故の元。お気に入りの曲を流して、安全第一でドライブを楽しみたいものです。