この記事をまとめると
■あったら人気が出そうな人気車種の「ミニ」バージョンを想像してみた
■かつて三菱からは「パジェロミニ」、今度は新車で「デリカミニ」が登場する
■軽自動車として販売すれば価格や維持費も抑えられるのでメリットは大きいかもしれない
求む! 人気モデルの「ミニ」バージョン
発売前なのに話題沸騰、予約段階ですでに爆売れ状態だという、三菱の新しいスーパーハイトワゴン「デリカミニ」。ベースとなっているのはekクロススペースですが、三菱の顔ともいえるゴツめのクロスオーバーミニバン、デリカD:5のタフな外観イメージを受け継いだルックスと、ネーミングのキャッチーさが相まって、刺さる人が続出している模様です。
三菱には以前、パジェロミニという軽自動車のクロスオーバーモデルがあり、そちらも大ウケ。いまでも熱烈なファンが多く、再販売を期待されていたものの、残念ながら本家パジェロが日本で販売終了となってしまい、実現は望み薄とされていたのです。そんな折に登場したデリカミニだからこそ、よけいに多くの人に響いているのかもしれないですね。
では、もしかすると他にも「ミニ」にしたら売れそうなモデルがあるのでは? 今回はそんな候補を挙げてみたいと思います。
まず思い浮かぶのは、発売前から大人気ですでに納車は数年待ちという状況になっている、日本が世界に誇るクロスカントリー4WDといえば、トヨタ・ランドクルーザー。2021年にフルモデルチェンジで登場した、いわゆる300系モデルはデザインやインテリアが先代モデルよりさらにプレミアムになりつつ、どんな悪路でも走破できる鉄壁の走行性能を誇る最強の1台です。
「でも、なかなか買えないでしょ?」という人や、街なかしか走らないからそんなに悪路走破性にはこだわらないし、取りまわしが良いほうがうれしいから、ランクルの名前と雰囲気が欲しいという人もいると思います。トヨタは軽自動車を開発していないので、実質的にはダイハツが作ることになりますが、ランドクルーザーミニ、いいですよね。
もしそれが成功したら、若い世代にもファンが多い70系や80系といった昔のランクルのデザインでも作って、シリーズで販売してもウケそうです。何しろ、きっと価格は本家の5分の1くらいに抑えられるでしょうから、リアルミニカーのようにコレクションしたくなるセレブも現れたりして!?
さて、次に思い浮かぶのはやはり、ランクルと並んでその無骨でワイルドな世界観とブランド力の組み合わせがたまらない魅力を放っている、メルセデス・ベンツGクラス。芸能人にオーナーが多いクルマとしても知られていますね。
従来モデルの方がよりカクカクとした直線基調のデザインで迫力がありましたが、現行モデルは丸目ヘッドライトなどを受け継ぎつつ、エレガントさも手に入れたデザインとなっています。
海外メーカーが軽規格でクルマを開発することはまずないと思いつつ、以前トヨタとアストンマーチンがコラボしてコンパクトカーを共同開発したように、可能性がないとはいえません。ダイムラーと三菱は蜜月だった時期もあるので、なにかの拍子にまた手を組んで、デリカミニならぬGクラスミニ、誕生したらいいなと勝手にお願いしたいと思います。