「新車買っちゃった!」という甘美な響きが魅力!?
4)ディーラーとの付き合い
親の代から、あるいは運転免許取り立ての頃から長年の付き合いのあるセールスがいる場合、なかなかこの縁を絶ち切ることはできないはず。セールス氏も自分の好みのモデルや仕様を熟知してくれているし、何かあればすぐに対応してくれる。限定車を優先的に確保してくれたりもする。いわば、かゆいところに手が届く、まさに「カーライフアドバイザー」的な存在です。
シビアな値引き交渉もなければ、多少納期が遅れても”良きに計らえ”で済ませてしまう。腐れ縁といえばそれまでですが、安心して愛車を任せられるプロがいる安心感は絶大です。この関係性が継続するのは簡単そうに見えて、じつはすごく難しい。それだけに、大事にしたいものです。
5)見栄?
「オレ、新車の○○○買っちゃった!」。この「新車買っちゃった!」という甘美(?)な響き……。たとえそれが頭金ゼロの残価設定60回フルローンであったとしても、新車は新車。ローンが組める時点で一定の社会的な信用が得られていることは事実ですし、自慢したくなるのも当然かもしれません。
それはさておき、周囲は意外と見栄で新車を買っていることに気づいています。知らぬは本人だけ。見栄を張るのもほどほどに……。
まとめ:嫁ぎ先でクルマの運命が決まる!?
おろしたての時点ではピカピカの新車であっても、そこから先のコンディションは嫁ぎ先のオーナー次第で大きく運命が変わってきます。エアコン付きのガレージで厳重に保管され、まるでコレクターズカーのような状態を維持する個体もあれば、納車後1カ月で傷だらけ……ということも珍しくありません。
「オレ(私)が1代限りで壊れるまで乗り潰す!」という使用状況でなければ、遅かれ早かれ代替の時期が訪れます。そして中古車として市場に流れ、次のオーナーが使用することになるのです。
乱暴に扱われ、内外装ともに傷だらけの中古車ともなれば、次のオーナーの扱い方も推して知るべし……なのです。
クルマはオーナーを選ぶことができません。せっかく新車を手に入れたのですから、(エアコン付きのガレージは別にしても)大切に乗ってあげたいものですよね。