海外販売モデルを輸入して日本に導入する動きもある
このほか国内で2022年まで販売されていたオデッセイは、いまでは日本仕様と同様のタイプが中国でも生産されている。販売店によると「2023年中には日本へ輸入を開始する」という。
ホンダは2020年11月にオデッセイに大幅なマイナーチェンジを実施しながら、狭山工場の閉鎖に伴って、2021年に生産、2022年には販売を終えた。ところが国内の廃止直後から、販売店、さらにホンダ社内でも、オデッセイの継続を望む声が根強かった。そこで改めて中国製オデッセイの輸入を決めた。
それにしてもホンダは廃止と販売再開が多い。シビックは軌道に乗ったが、CR-Vは復活後も売れ行きが伸びず、結局2回目の廃止となった。もはやCR-Vが日本国内で販売されることはない。
ホンダの販売店は次のように述べている。「車種を廃止するとお客様はメーカーから見放された気分になり、ホンダから離れてしまう。その後に車種を復活しても、元に戻らないことが多い」。販売の終了は、慎重に行わねばならない。