この記事をまとめると
■アウトランダーPHEV販売から10年を記念したイベントを愛知県岡崎市にて開催
■100組を募集したところ5倍以上の応募があったほど盛り上がった
■イベントでは工場見学やギャラリー見学などが行れており大盛況だった
全国から”聖地”岡崎にPHEVオーナーが大集合!
今でこそ、その存在を知る人も少なくないプラグインハイブリッド(PHEV)。そんなプラグインハイブリッドを一躍身近な存在としたのは2012年12月に登場した三菱アウトランダーPHEVと言っても過言ではないだろう。
日本ではプリウスPHVに次ぐ2台目となる市販PHEV車となったアウトランダーPHEVだが、プリウスPHVはハイブリッド車のプリウスがあった上でのPHVであり、当初は官公庁や企業を主としたリース販売からスタートしたこともあって、一般向けとは言えないものだった。
一方のアウトランダーPHEVは、アウトランダーとしてガソリンモデルは存在していたものの、完全に新規で登場したPHEVモデルであったことに加え、当時流行の兆しを見せ始めていたクロスオーバーSUVであることもPHEVとの親和性を高めることになり、結果的にプリウスPHVを上まわる人気を獲得したのである。
そんなアウトランダーPHEVの登場から10周年を記念して開催された「PHEVファンミーティング」だが、あくまで「PHEVのファンミーティング」であり、アウトランダーPHEVのファンミーティングではないことがポイントと言える。
このイベントを企画した三菱自動車 国内営業本部 国内商品計画部の水越華子さん、狐塚大輔さんによると、三菱のPHEV車だけでなく、他車のPHEV車に乗っていたりPHEV車が気になっていたりするユーザー同士が交流できる場を設けたいという思いでイベントを企画したのだそう。
イベントの告知自体は三菱の運営するSNSや三菱ディーラーなどが中心となって行っていたため、必然的に三菱のPHEVユーザーが多くはなってしまったが、他メーカーのPHEVユーザーやまだPHEVに乗っていないユーザーも全体の1割以上参加していたのが印象的だった。
イベント会場を岡崎工場に設定したのは、三菱のPHEVの生まれ故郷である岡崎工場に里帰りしてもらいたいという気持ちと、PHEVならではの長距離移動の楽しさを実感してもらいたいという気持ちで選んだとのこと。
実際会場には地元以外のナンバーを付けた車両が多く集まっており、なかにはこのイベント参加が初の長距離ドライブだったというユーザーもいたそうだが、皆さん長距離移動のラクさに感動しており、PHEVにしてよかったという声も多く挙がっていた。
今回は100組限定という規模で実施したPHEVファンミーティングだが、募集開始してみるまで全枠埋まるかどうか不安だったということだが、蓋を開けてみれば500組を超える応募があり、反響の大きさに驚いたと話してくれた。
今回のファンミーティングでは、コンテンツも盛りだくさんとなっており、メイン会場ではPHEVの開発に携わったメンバーや、プライベートでアウトランダーPHEVを購入したテリー伊藤氏を交えたトークショーが行われた。