大注目のGRカローラ・モリゾウエディションがラリーに登場! デビュー戦で見せた「まずまず」の結果と今後への期待 (2/2ページ)

総合15位/クラス8位で完走を果たした

 ドライビングを担当するのはラリー経験の豊富なベテランドライバー、松岡孝典で「GRヤリスと比べると重さは感じますが、乗りやすいクルマですね」と好感触。

 レグ1ではグレーチングに乗り上げた衝撃で、フロントのトップマウントを破損したほか、レグ2の新城公園を舞台にしたギャラリーステージではマシンをヒットさせるシーンが見られたものの、松岡×GRカローラは最終ステージとなるSS11で8番手タイムをマークするなどデビュー戦ながらまずまずの走りを披露。総合15位/クラス8位で完走を果たした。

 こうしてデビュー戦を無事に終えた同チームのGRカローラは第4戦の久万高原ラリー、第6戦のラリー・カムイ、第7戦のラリー北海道、第8戦のラリーハイランドマスターズに参戦する見込み。もともとGRカローラはGRヤリスと比べると車両重量が重いことから、ターマックでは苦戦が予想されてはいたが、その一方で、ホイールベースが長く、安定性が高いことからグラベルではGRカローラの方がGRヤリスよりもコントロール性が高い……と分析する関係者も少なくないだけに、2023年の全日本ラリー選手権ではLUCK SPORTのGRカローラにも注目したい。


廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

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