このクラシックカーがひとり乗りの原付きEVカーって信じられる? 本格的すぎる「お手軽EV」の中身 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■EVモビリティを取り扱うブレイズは「EVクラシック」をリリースしている

■EVクラシックは原付ミニカー登録で車検や車庫証明といった手続きが不要

■シングルシーターで航続距離は50kmでひっそりとドライビングを楽しむことができる

1930年代のクラシックカーの姿をしたEV

 名古屋に本拠を置き、EVシーンでめきめきと頭角を現しているブレイズ。そんなブレイズが販売している「EVクラシック」と名付けられたニューマシンをご存知でしょうか? ご覧のとおり1930年代のオープンホイールをほうふつとさせるスタイリングで、原付ミニカー登録ができるもの。つまり、車検や車庫証明といった手続きは一切不要で、100Vの家庭用コンセントで充電すれば、すぐさま道路に乗り出せるというお手軽EVなのです。

 ブレイズは、以前にもジープタイプのミニEVをリリースしてクルマ好きや、EVファンをうならせたものですが、このEVクラシックも大きな反響を得ているようです。実際に、二子玉川にある蔦屋家電+で実車を展示したところ、「蔦屋家電+大賞」に見事に入賞。これは、来店したお客様の反応をAIが画像解析などをした客観的なデータによるもの。パット見で目を引くだけでは入賞できないものですから、世の中的な注目度もじつに高いのかと。

 さて、EVクラシックのスタイリングからご紹介しますと、やっぱりネーミングの通りクラシカルなインパクト、すなわちオープンホイールやコクピット、タテ型グリルなどがキャッチーかと。

 ディテールに目を凝らすと、ワイヤースポークのホイールの美しさや、フロンノーズ横に独立した丸形ヘッドライトなど、知らない人なら数十年前のクラシックカーと思い込むことうけあいです。実際、タイヤ&ホイールやライトなどは重要機能部品ですので、スタイルだけでなくパフォーマンスもしっかりしたもの。公式サイトにある動画を見てもお分かりの通り、じつにスムースな走りをみせてくれるのです。

 オープンコクピットも古のクルマの文法に従いドアがなく、ドライバーが自らまたがって乗り込むというもの。クルマのサイズこそミニチュアですが、乗り込むしぐさが絵になること想像に難くありません。


石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

文筆業

愛車
三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
趣味
DJ(DJ Bassy名義で活動中)/バイク(コースデビューしてコケまくり)
好きな有名人
マルチェロ・マストロヤンニ/ジャコ・パストリアス/岩城滉一

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