この記事をまとめると
■インドではときおり手書きのナンバープレートを装着したクルマを見かける
■EUのような細長いサイズのプレートが基本だが、日本サイズのようなプレートもある
■ナンバープレート事情からもインドらしさを感じた
手書き文字のナンバープレートでも公道走行OK?
これも新たな「インドあるある」なのかもしれないが、街なかでは手書きのナンバープレートを多く見かけた。手書きプレートには、部分的に手書きであったり、全面的に手書きであったり、紙に書いて貼ってあtたりと、何種類か手書きのナンバープレートを見かけた。
調べてみると、インドのナンバープレートはバラエティに富んでいるとのこと。プレートサイズは基本的にはEUのような細長いものとなるが、車種によっては日本やアメリカのようなサイズのものも見かけることができた。
2019年からは新車でもナンバープレートは装着義務となったが、プレートが出来上がるまで15日ほどかかるとのことで、その間は紙に印字したもの、あるいは手書きで代用しているようである。
インドのナンバープレートは左から最初のアルファベット2文字が「州コード」となっている。日本でいえば「品川」や「名古屋」などに相当する部分となり、デリーならば「DL」となる。
しかし、写真のプレートは「T」で始まっており、Tという州コードは存在しない。中ほどに「HR」とあるが、州コードでは「ハリヤーナ州」となっている(ちなみにデリーは連邦直轄領となり、ハリヤーナ州及びプラデーシュ州に囲まれている)。
はっきりと調べきれなかったのだが、このプレートはハリヤーナ州の仮ナンバー、もしくは正式番号のプレートができるまでの暫定的なナンバープレートなのかもしれない。事実、このプレートを装着していたのは新車のスズキ・バレーノであった。
かつては、アメリカでもナンバープレートが出来上がるまではプレートなしで走行することができたが、近頃のカリフォルニアでは仮番号が印字されたプレートのようなものを装着するようになった。このパターンなのかもしれない。中国でも正規のナンバープレートが認識できないほど汚れたトラックが、手書きのナンバープレートで走っているのを見たことがある。
日本ではなかなか考えられない手書きのナンバープレートをインドでは結構な頻度で見かけ、「これもインドらしいなあ」と勝手に納得してしまった。