ロングランも考慮されたバッテリー性能を実現 気になるパワートレインは前後にモーターを搭載した4輪駆動となるが、Q8 e-tron には「50」と「55」の2グレードを、Q8 スポーツバック e-tronには「55」を設定する。50は、バッテリー総容量95kWh(先代比+24kWh)でWLTCモードの一充電走行距離は424km(先代比+89km)。一方、55は、バッテリー総容量114kWh(先代比+19kWh)でWLTCモードの一充電走行距離は501km(先代比+78km)を実現しており、EVとしての性能強化が図られた。
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充電性能は、150kWまでの急速充電に対応し、電力の回復をより効率的に行えるようになった。これにより、フォルクスワーゲンとポルシェ、そしてアウディ が共同で展開する90〜150kW級急速充電器を使用できるサービス「プレミアムチャージングアライアンス」(PCA)の利便性も存分に享受できるようになった。
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今回の発表にあわせ、全国のアウディディーラーにQ8 e-tron/Q8 スポーツバック e-tron欧州仕様モデルを先行展示するイベント「Audi Q8 e-tron Roadshow」が開催されている。詳しくはアウディ公式サイトを確認してほしい。
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アウディQ8 e-tronの価格は、「50 e-tron quattro S line」が1099万円、「55 e-tron quattro S line」が1275万円。一方、Q8 スポーツバック e-tronは「55 e-tron quattro S line」のみで1317万円。発売は今年夏以降を予定している。
「Q8」の名称が追加されたことで、フラッグシップであることが明確となったアウディQ8 e-tron/Q8 スポーツバック e-tron。それが名前だけではないことは、内外装の意匠変更と大幅に強化された一充電航続距離が証明してくれている。