さりげないドレスアップ効果も期待! 新人編集部員が社用車を「図柄入りナンバープレート」に換えてみた【手続き編】 (2/2ページ)

何も知らない新人がガチンコで挑戦! でも手続きは超簡単!?

 さて、清家に一連の流れを試してもらう「図柄入りナンバー」への交換だが、今回社用車が装着しているナンバープレートは「品川」なので、選べるのは昨年10月交付開始の「大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート」と「全国版図柄入りナンバープレート」。今回は花柄が可愛い全国図柄入りナンバープレートとしてみる。少し説明すると、このナンバープレートは「東京オリンピック・パラリンピック」の開催を記念した特別仕様ナンバーの交付終了後、2022年4月より交付が始まったもの。全国版としては「ラグビー」「オリンピック・パラリンピック」に続き第3弾となる。

 このデザインは、145作品の公募から選出された、新潟県に在住の山田 遥太(やまだ ようた)さんの考案で、デザインの理由については以下のように語っている。

「日本全国47都道府県の県花をモチーフとしました。植物は円環の象徴であり、枯れても再び綺麗に花を咲かせます。『日本を元気に!』というコンセプトをもとに、それを植物の成長と捉えてデザインしています。また、全国の花をモチーフにしているので、『日本全体で立ち上がろう』という意味も込めています」

 なお、品川には現在「地方版図柄入りナンバープレート」が存在しない。2023年10月に桜と東京タワーが印象的なナンバーが交付開始される予定ではあるが、これは現時点では選べないのだ。残念!

 ちなみに、2025年日本国際博覧会の開催を記念した大阪・関西万博特別仕様ナンバープレートも期間限定で全国の希望者が申し込みできる。白地に赤いハートのような柄となっているので、こちらも可愛さ溢れるデザインだ。

 さて、そんな「全国版図柄入りナンバープレート」への交換だが、ナンバープレートという法律で定められたパーツの交換がそんなに簡単に出来るものなのだろうか。清家はPCと睨めっこし、「手続きの進め方」を調べ始めた。

 するとなんと、インターネットを利用してその場ですぐ申込手続き出来ることが判明。幸先いいじゃないか! そのほか、各地の予約センターでも手続き可能なようだ。

 先ず進め方として、図柄入りナンバー申し込みサービスというサイトにアクセスする。すると、「交換」「希望番号」と選択できる画面に繋がるので、自身の車両が該当する箇所を選択し、手続きを始める。簡単に紹介すると以下のような区別になっている。

「交換」

 現在ついているナンバーの番号をそのままに、図柄入りに変更する場合の手続き

  

「希望番号」

 自身の好きな数字を使用してナンバーを発行する場合

 ただし、希望番号で申し込む場合は以下条件に当てはまるユーザーとなる

(1)新規登録を行う場合。
(2)管轄変更を伴う名義変更(移転登録)または転居による住所変更(変更登録)を行う場合。
(3)現在のナンバープレートが紛失、破損、汚損して番号変更を行う場合。
(4)ご当地ナンバーへの番号変更を行う場合。

 なお、この画面からは事業者向けに一括登録できるメニューや支払い方法の変更をできるメニューなどもある。

 今回は、「交換」というのが該当するのでこちらを選択することにした。

 その後は、画面に沿って必要事項(氏名や住所など)を入力していき、手続きを進める。その際に車検証に書かれている一部内容が必要になるので、予め手元に用意しておこう。それと、現在装着されているナンバーの情報も必要なので、写真などを撮っておくことをオススメする。

 必要事項の記載が終わったら、決定ボタンを押して情報をナンバーセンターへ送信する。ここで不備があると申請内容が戻ってきて、もう1度入力し直す流れになる。なお、確認は1日1回、午前9時頃となるので、1度不備があるとすぐに直しても翌日の返事(土日祝や年末年始は除く)となるので注意が必要だ。

 無事、審査が完了したら規定の費用を支払う。支払い方法はペイジーや銀行振り込みなどがあるので適当なものを選択する。審査完了後数時間で入金したところ、すぐに確認の連絡が来たので、混雑状況にもよるが、あまり待つこともないだろう。

 気になる費用だが、これは各地によって多少前後する。今回WEB CARTOPが手続きした「品川」では交付料金が8000円(前後2枚1組)となる。が、ここで注意が必要。じつは、「全国版図柄入りナンバープレート」には2種類あり、1つはモノトーンタイプで、もう1つがフルカラータイプだ。前者は8000円を支払っただけの人に発行されるもので、後者は1000円以上の寄付金を納めた人が選択可能となる仕組み。

 清家はそのことを知った途端、多少寄付を迷うのかと思いきや「寄付します」と即答。聞くと、「WEB CARTOPという自動車の魅力を発信する媒体が、クルマに関わることに寄付をしないなんてありえません!」とのこと。これには編集部員も感動の一言。立派すぎる新人じゃないか。言われ尽くした「最近の若者は……」というセリフは彼の前では通用しない。

 なお、この寄付金は自動車事故の防止等に資する取り組み等に活用されるとのことなので、清家のみならず、WEB CARTOP編集部員としても大賛成。是非ともこの寄付が役立ってもらいたいところだ。それに、今回「全国版図柄入りナンバープレート」を装着する社用車のトヨタ・アクアは可愛いパステル調のグリーンのボディカラー。フルカラーの花柄ナンバーがベストマッチするはず。色が可愛いだけで飾り気のない社用車なので、さりげないドレスアップ効果も期待できそうだ。

 と、清家はあれよあれよと手続きを進め、入金も含めて1日程度の手続きでナンバーの交換申込は完了。あとはナンバーが完成するのを待つだけだ。今回の製作期間掛かった時間は入金確認から3週間ほどとなった。コロナ禍などの影響で若干製作期間が長くなっているそうだ。

 では、次回はいよいよ図柄入りナンバーの交換へと移ろう。


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