この記事をまとめると
■ヘッドライトが黄ばむとクルマが古く見えがち
■市販の研磨剤やコーティング剤などは黄ばみを除去できるが耐久年数が短い
■プロテクションフィルムを施工するとドレスアップもできるほか耐久年数も長いが高価
ヘッドライトをいつまでも綺麗に保つ方法とは
昔の自動車のヘッドライトはガラス製が定番となっていたが、90年代ごろから樹脂製のものが増え、そのデザインの柔軟性も相まって今ではほぼすべての車両が樹脂製のヘッドライトを採用するようになっている。
そんな樹脂製ヘッドライトのデメリットとして挙げられるのが、経年劣化によって細かなキズやヒビが発生したり、黄ばみが発生してしまう点だろう。
どんなにピカピカなボディであったり、イケてるカスタマイズが施されていたりする車両であっても、ヘッドライトが黄ばんでいるだけで途端に残念な雰囲気になってしまうほど、ヘッドライトの状態によるクルマへの印象は大きいのである。
そのため近年では劣化が始まる前の対策として、コーティングやプロテクションフィルムが存在しているのだが、果たしてどちらがいいのだろうか?
まずヘッドライトコーティングについては比較的前から存在するもので、ボディのコーティングなどと同じくライトの表面に被膜を作ることでヘッドライト本体の劣化を抑えるという効果がある。
比較的安価なのが特徴で、プロに施工してもらう場合でも両側で1万円を切る程度の価格設定となっているところが多く、気軽に依頼しやすい点がメリットと言えるだろう。ただその分耐久性はやや短めで、保管状況にもよるが1年~3年程度をうたっているところが多いようだ。
一方のプロテクションフィルムは、ヘッドライトに専用のフィルムを貼り付けることでヘッドライトを保護するもの。ボディのプロテクションフィルムと同様に少々の飛び石などに対しても保護してくれるという点がコーティングとの違いとなる。
またフィルムのカラーにバリエーションがあるため、スモーク風にしたり、カラードにしたりとドレスアップ効果を楽しむことができるのも特徴だ。ただし価格は3万円弱~5万円ほどとコーティングよりも高価なのが悩ましいところ。
耐久性はこちらも保管状況にもよるが、おおよそ3年~5年の期間が多く、コーティングよりも長持ちでフィルムが劣化しても簡単に貼り替えることができる(キレイに剥がすのはそれなりに経験が必要だが)のもメリットだ。
このように一長一短のあるヘッドライトのコーティングとプロテクションフィルム。どちらにしても保管状況やその車両をどのくらい乗り続けるつもりなのかでオススメは変わってくるというのが事実なので、気になる人はまず専門業者に相談してみるのがベストだろう。