この記事をまとめると
■クルマはヘッドライトの黄ばみやウロコによって古ぼけた印象になりがち
■ヘッドライトには磨きとコーティングが一度にできるタイプのケミカルがおすすめ
■ウロコや水アカを防ぐには濡れたらなるべく早く拭き上げることが大切だ
ヘッドライトの黄ばみやウロコはどう解決するのがベスト?
長く愛車を愛用していると徐々に古ぼけた印象になってくることがあるが、これはボディなどに積み重なったキズや汚れが影響していることも大きい。とくにヘッドライトは経年劣化などで透明度が落ち、黄ばんできてしまうことで、いくらボディがピカピカでも古ぼけた印象となってしまうのだ。
もちろん1番いいのは新品のヘッドライトユニットを購入して交換することだが、安いものでも片側で数万円、近年のLEDを採用したものになると片側は十万円を超えるものも珍しくないため、気軽に交換できるものではない。
最近ではヘッドライト磨きやリペアを行ってくれる業者も増えてきているので、プロの手に委ねるのも1つの手段だが、DIYでやる場合はどんな手段があるのだろうか?
もっとも手軽で簡単なのは、市販のヘッドライト磨きとコーティングが一度にできてしまうタイプのケミカルだろう。これはウエスにつけて擦ることで研磨とコーティングが同時にできるというもので、簡単施工で失敗のリスクも低い点がメリット。
ただ、これはそこまで強い研磨力はないので、酷い黄ばみは取れない可能性があったり、コーティングも短期間で剥がれてしまったりというデメリットも存在する。
もしDIY経験がある程度あるユーザーであれば、耐水ペーパーで荒い目からだんだん細かい目にしながら劣化したヘッドライト表面部分を一度削り取り、ウレタンクリア塗装や硬化するタイプのヘッドライトコーティング剤を塗るとかなりクリア感を復活させることができる。
続いてはガラスやボディのウロコについてだが、これも屋外駐車では避けて通ることができないものだ。ウロコの正体は水アカやミネラル汚れであることが多いが、雨水などが付着したあとに太陽光に晒されると、水滴がレンズの効果を生んでボディ表面に焼き付きを発生させてしまう可能性もある。
水アカやミネラル汚れについては、それにあった適切なケミカル剤を使用することで落とすことが可能だが、もし焼き付きが発生してしまっている場合は、物理的にその部分を削り取る、つまり磨き行程をしなければならなくなってしまうのだ。
そのため、雨上がりにはなるべく早く水滴を拭き上げたり、洗車後も確実に拭き上げを実施するなど、ウロコが付着しないように常日頃から気を付けるというのが最大の対策となる。機械洗車後に拭き上げをせずに走り去るような人も意外と多いようだが、きれいな状態を維持したいのであれば絶対にやめるべきなのである。