馬にお酒を飲ませるのは危険!
「乗馬クラブ クレイン」のブログにも
『飲酒運転は禁止。また、馬にお酒を飲ませて乗馬すると「整備不良」になる』
『軽車両(この場合は馬)には、適当な制動装置(ハミと手綱)、安全を確保できるもの(鞍)を備えなければならないというきまりもあります』
とあるが、
整備に関する法律、道路運送車両法を見ると、馬に対する規制は見当たらない……。
道路運送車両法施行令(軽車両の定義)
第一条
「道路運送車両法(以下「法」という。)第二条第四項の軽車両は、馬車、牛車、馬そり、荷車、人力車、三輪自転車(側車付の二輪自転車を含む。)及びリヤカーをいう」
ここには馬や牛だけでなく、自転車も含まれていない!
しかし、自転車の場合、道路交通法第52条、第63条9で、ブレーキ(制御装置)、ライト、反射板もしくはテールライトの装着が必須と定められていて、ベルも道路交通法54条で必要に。
馬なので、いろいろ装置はつけられないが、やはりハミと手綱、そして鞍などは最低限必要で、馬にお酒を飲ませるのも常識的に考えてNGだろう。
ちなみに、熊本最大のお祭りといわれる「熊本藤崎宮馬追い祭り」では、飾り馬にお酒を飲ませて、わざと興奮させて暴れさせるのが見せ所になっている!
馬もオートバイと同じで、人が乗らずに押して歩く(馬の場合は曳き馬)と、歩行者扱いになるので、このお祭りの飾り馬(人は乗らない)も問題ないといえば問題ないが、馬に蹴られて怪我をする人も珍しくないとか。
というわけで、馬に関する整備不良はグレーゾーンになってしまうが、馬も乗り物だと考えれば、安全には最大限留意して、ルールとマナーを守ることは不可欠だ。