ボンネット、ドア、ルーフなどはワンパネルのアルミ製
デザイン的には、ライトまわりやグリーンハウスのガラスの面積が広いといったところは、マクラーレンらしさを引き継いでいて、エンジンの冷却性とダウンフォースを考えたフライング・バットレス(宙に浮いた形のCピラー)は、570Sからの継承だ。
またマクラーレンが面白いのは、車体の骨格はカーボンなのに、ボンネット、ドア、ルーフ、クラムシェル(リヤフェンダー)はそれぞれワンパネルのアルミ製を採用しているところ。
88kgといわれるハイブリッド用のバッテリーを逆手にとって、低重心化とマスの集中化を徹底した結果、フロントにしっかり接地感がありつつ、回頭性がよく、アクセルをオンにしたときにはリヤのどっしり感があり、フォーミュラカーに通じるフィーリングがあるとのこと。
さらにリヤサスペンションが、マルチリンク化されたことで、意外ほどコンフォート性が高いという。
そうなると実際にハンドルを握ってみたくなるのが人情だが、大阪オートメッセに出展したマクラーレン大阪では、定期的にサーキットを使った試乗会を開催している。アルトゥーラも先日、鈴鹿サーキットの西コースで試乗会を行ない、春にも鈴鹿の南コースで試乗会を予定。
「サーキットで生まれたマクラーレンなので、サーキットで自身の愛車と比較して欲しい」というスタンスなので、興味がある人は、同社のホームページやSNSをチェックしよう。
カスタムカーでもないのにディヘドラル・ドア(マクラーレンのアイコン)だったり、フラックスグリーンのボディカラー(純正色)だったこともあり、大阪オートメッセ2023の会場でもひときわ目を惹く存在だったが、今年の夏から本格的にデリバリーがはじまるというので、各地のマクラーレンディーラーに、直接見に行ってみるのもおすすめ。
ほかのスーパーカーディーラーよりは、敷居が低くて入店しやすいはずだ!?