電動車の弱点は意外なところにあり!? 暑がりのライターが心配するEVの「エアコンの効き」はどうなるのか問題 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■発売から6年を経過してJPNタクシーをかなり見かけるようになった

■HEVが苦手としている冷暖房の効きに関してもJPNタクシーは違和感が少ない

■クルマの冷暖房の効きに関する話題は、今後登場が増えるBEVでも気になるテーマだ

JPNタクシーの匠グレードはシートヒーターを標準装備する

 2017年に発売となった、トヨタJPNタクシー。すでにその時点で日産Y31セドリックタクシーは生産終了となっており、代わりに当時はNV200タクシーを日産はラインアップしていた。そして、トヨタも“タクシー=クラウン”という長い歴史に終止符を打ち、リヤドアにスライドドアを採用したMPV(多目的車)スタイルのJPNタクシーに、日本のタクシー車両は事実上引き継がれたことになった。

 2023年になって6年目を迎えると、東京都内ではすっかりクラウン・コンフォートやクラウン・セダンのタクシーも少なくなり、法人タクシーに限っていえば、JPNタクシーばかりとなっている。

 そのJPNタクシーに、寒さの厳しかった2022年師走のある日に都内で乗ると、ドライバーが「お客さん、何か感じませんか?」というので、「?」といった表情をしていると、「シート温かくないですか?」と教えてくれた。

 確かに言われてみるとシートが温かい、乗車したJPNタクシーは上級グレード“匠”となるので、リヤシートヒーターが標準装備されているのである。どうもこのドライバーは、最近リヤシートヒーターの存在を知った様子。聞いてみると、急に寒くなってきたので使ってみると、乗客にえらく好評だとうれしそうに話してくれた。

 クラウンタクシー時代には、メインとなるいわゆるスタンダードやデラックスグレードでは、シート表皮はビニールレザーとなり、布地のフルシートカバーをかけていればまだしも、レースのハーフシートカバー(上半分だけ)のみのタクシーに冬に乗ると、車内に暖房が効いているとはいえ、ビニールレザーシートに座ったときになんとなく“ひんやり”と感じたのを覚えている。

 JPNタクシーの匠グレードは合成皮革のシート(助手席・後席)を採用しているが乗り込んだときの“違和感”がなかった。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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