この記事をまとめると
■HWEから登場した商用車のEV「ELEMO-L」を紹介
■大型のラゲッジを持つので商用利用だけでなくアウトドアなどにも最適
■足まわりなども大手メーカーと共同開発しているので走りの面でも安心できそうだ
商用バンまでもいよいよEVの時代に
少し前までは、商用車のバンなどクルマ好きな方々はさほど興味を示さなかった、というより眼中になかったというのがより正確なところではないでしょうか。それでも、サスティナビリティとか、SDGsとか、はたまたレジャーの多様化といった大波は、クルマ好きの意識を「変革」させたといっても過言ではないでしょう。つまり、我々クルマ好きならいまこそELEMO-L(エレモ・エル)のようなクルマに注目すべきときではないかと。
先ごろ開催された東京オートサロンにも出展されたHWエレクトロ社は、商用EVメーカーとして意外なほどの脚光を浴びました。これだけEVが普及し始めた昨今、さほど珍しい話ではないはずですが、エレモのEVトラックは環境配慮型企業にとってじつにイメージのいい物流ソリューションだったからにほかなりません。たとえば、ミネラルウォーターや生花を顧客に届けるなんて場面ではCO2排出ゼロ! 加えてエンジンによる騒音もゼロとくれば、社会的なイメージを大切にする企業が飛びつかないはずもありません。
加えて、エレモは小型トラック(ELEMO)をはじめ、軽自動車規格に収めてコスト削減を意識したトラック(ELEMO-K)といった事業形態にマッチしやすいラインアップを、それこそ戦略的な価格で提供しているのです。実際、HWエレクトロ社の調達後評価額(時価総額のようなもの)は60億円ほどと、なかなかの人気を博しています。