やっぱり主流はEVだと実感! 輸入車一気乗り試乗会でみた時代の変化 (2/2ページ)

輸入車に一気乗りできる貴重な機会

 試乗会当日は5枠の試乗枠が用意されていて、1枠あたりの時間は1時間20分。その間に試乗や撮影などを行います。コンパクトカーからラグジュアリーモデル、スーパースポーツまで話題の輸入車が一堂に会する機会というだけあって、その雰囲気はとても華やか。普段試乗会などで試乗の機会に恵まれるメディア陣にとっても、これまで乗る機会や撮影する機会に恵まれなかった輸入車に触れることができる貴重な機会となっています。

 また、同じ条件で複数の輸入車を一気に試乗することが出来るのもこの試乗会の貴重なポイント。自動車メディアやジャーナリストにとって非常にありがたい機会となっているのです。

 大磯プリンスホテル発着場としているため、試乗コースの中心は西湘バイパスとなります。海辺をバックに走る数々の輸入車たちは絵になります。

電動化の傾向が表れる

 今回の試乗会では多くのメーカーが何かしらのバッテリー電気自動車(BEV)を持ち込んでいたほか、昨年は参加していなかった日本でBEVを発売したばかりの中国の自動車メーカーBYDが参加するなど、輸入車に電動化の波が感じられる雰囲気となっていました。

 電動化の波は参加車両のラインアップだけではなく、会場の様子にも表れていて、試乗会と同時に充電関連事業者のブースも設けられていて、電気自動車用の各種充電設備が展示されていました。

 その様子は実際の登録台数にも表れているようで、当日配布されていた資料によると2019年から2021年にかけて、毎年前年比200%を超える割合でBEVの登録台数は増えています。

 国やメーカーの個性が色濃く出てくるのが輸入車の大きな魅力と言えます。その魅力を体現するかのように、ボディタイプからパワートレインまでさまざまな種類の車種が集まった試乗会となっていました。2023年は輸入車にとってどんな年になっていくのか。注目していきたいところです。


西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
趣味
スポーツ走行、写真撮影、ネットラジオ鑑賞
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