最近主流の電子パーキングブレーキ! バッテリーが上がったら解除できないってホント? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■いま電動パーキングブレーキを採用するクルマが増えている

■バッテリーが上がると電動パーキングブレーキは解除できなくなってしまう

■ローダーに載せて運ぶ時などはどうしたらいいのだろうか?

ローダーに載せる時などはどうする?

 いまや軽自動車まで採用が広がっている「EPB」。ご存じのとおり、エレクトリック(電動・電子制御)でパーキングブレーキを作動させるという機能だ。

 なんでも電動化すればいいってことはないだろう、と批判的な見方もあるかもしれないが、単にパーキングブレーキの操作を電動に置き換えたというだけではない。

 多くのEPBが、信号待ちなどでブレーキペダルから足を離しても停止状態を保つ「オートホールド機能」を備えていることで、その利便性から普及が一気に進んでいる。

 とはいえ、電動システムということで心配になるのは、クルマのバッテリーが上がってしまったとき。はたしてEPBは解除できるのだろうか?

 結論からいえば補機用の12Vバッテリーが上がってしまうと、EPBは作動しない。

 通常、駐車時にはパーキングブレーキをかけているだろうから、バッテリーが上がってしまうとパーキングブレーキを解除できないということになる。

 もっとも、12Vバッテリーが上がっている状態ではエンジンはかからないだろうし、ハイブリッドシステムなど電動パワートレインも起動しないだろう。クルマが動かせないわけで、パーキングブレーキが解除できないことで困ることはないだろう。

 ただし、パーキングブレーキが解除できないということは、ローダーに載せて運んだりすることもできないことになる。それでは困るということで、整備士向けにロックした状態のEPBを解除する方法を各社は用意している。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

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スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
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モトブログを作ること
好きな有名人
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