使ってない人は損してる! お財布にも身体にも優しいクルマの機能4選 (2/2ページ)

安全にも疲労軽減にも繋がる

ハンズフリー電話機能

 走行中の車内での携帯電話、スマホの使用は禁止されている。というか、捕まる、捕まらない以前に使うとかなり危ない行為となる。よって賢者はイヤホンを使ったりするのだが、それだって片側の耳をふさぐのだから、危ないのは同じ。スマホを操作する着信操作も必要になる場合もある。

 そこで、けっこう多くの新型車に付いている電話のハンズフリー機能が便利で安全だ。走行中も電話をとれなくてはならないケースもあるはずだが、車両のハンズフリー機能は、たとえばクルマのスピーカーから着信音が流れ、ステアリングの電話ボタンを押すことで通話開始。

 もう一度ボタンを押せば通話終了。さらに電話帳までクルマ側に移行することができる車種なら、誰からかかってきたか、誰にかけるかもディスプレイ画面で確認できるから、便利で安全なのである。

オートブレーキホールド機能

 電子パーキングブレーキとともにセットで装備されることも多いのがオートブレーキホールド機能だ。スイッチをONにすることで、信号待ち、一時停止、料金所などで止まった際、ブレーキを踏み続けなくてもブレーキ機能が保持される機能である(ACCの渋滞追従、停止保持機能にも使われている)。もちろん、筆者のようにその便利さを知っていて、使いこなしている人も多いはずだが、そもそも付いていてもこの機能を知らないドライバーもいるはずだ。クルマの購入時にセールス氏がしっかりそのあたりの便利機能を教えてくれればいいのだが、冒頭で触れたように、いまクルマは機能、装備が多彩で、すべてを教えてくれるとは限らない。すべてを教えるには、相当な時間が必要でもある。

 ただし、オートブレーキホールド機能はメモリー付きとそうでないクルマが混在。国産車は非メモリー付きがほとんどで、最新、最先端の新型プリウスだってメモリー機能は付いていない。ホンダ車でも現行型のヴェゼル、ステップワゴンからやっとメモリー付きになったぐらいである。

 一方、輸入車の多くはメモリー付きだ。メモリー付きでないとうっかりONにし忘れる怖さもあるのだが、とにかく使えば一時停止、渋滞中の右足でブレーキを踏み続ける労力から解放され、疲れず、靴底の減り!? も減少すると筆者は思っていて、パドルシフト同様にメモリー付きオートブレーキホールド機能なしのクルマは、愛車候補から脱落、である。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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